ホテルのケータリングのお菓子盛り

Photo: "Flower arrangement."

Photo: “Flower arrangement.” 2016. Bangkok, Thailand, Richo GR.

やたらプレッシャーのかかる出張で、なんともやるせない気分でホテルの部屋に入ったとき、窓際に美しい南国の花が生けられていた。レースのカーテン越しに、ゆったりと河が流れるのが見える。その景色を、本当にまいったな、と思いながら眺めた。


ホテルは言ってみれば一つの国だし、一流どころになれば世界のどこに行ったって、同じサービスを受ける事ができる。枕の固さも、匂いだって同じだ。でも、値段はその国の事情を如実に反映していて、驚きの価格差。個人的には日本のビジネスホテルみたいな値段で泊まれる、台南のシャングリラはすばらしすぎると思って居る。

価格の違いは宿泊費用だけでは無くて、イベント費用なんかにも現れる。例えば、日本のホテルだと、イベントでの飲食物の提供はびっくり価格になっていて、ミネラルウォーター1本、バカウケ 1つ出すんだって凄い金額を取られるらしい。その水の値段でビックマック食えるぞ。


でも、マレーシアあたりのホテルだと、もっと鷹揚にしてくれて、お菓子だって景気がいい。お菓子というか、焼きそばとか、餃子とかが積まれていることに、最初かなりのショックを受けた。もはや夜店。ミーティングの合間に、なんで焼売とか食うんだろう。文化がよくわかない。でも、鷹揚でいい。

そして、それにしても、リッツ・カールトンだとお菓子盛りがマカロンであることに、戦慄すら感じる。マカロン好き放題食えるって、どんだけの王侯貴族?

人生の中で、あとにも先も、マカロン食い放題ってあの時だけだった。
マカロンって、トップバリュで作れないのかな?絶対売れるよ。

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