せっかく万博に連れて行ってもらったのに、そういうイベントにどこか欺瞞を感じ、それを素直に夏休みの感想文に書くような子供が大人になると、浦安ディズニーリゾートで首をかしげながら空を眺めることになる。
ディズニーリゾートには、何故カラスが居ないのか。居ないよね?雀も居ないよね?
まあ、そういう事を真剣に追求すると、なんか、まずいことになりそうなので、その一件は忘れるとして、鴨は居る。それも凶暴な奴らが。
ディズニーシーの作り物の岩と、作り物の湖と、作り物の碧い湖水の上に、リアルなカルガモの一家が無理矢理暮らしている。彼らは、キャストではないから、差し出された子供の手を噛む。売店で買った浮き輪型の肉まんを奪い取ろうとする。
なかなか、良いじゃないか。