金かかってるなぁ

Photo: 2000. Suzuka, Japan, Nikon F100, SIGMA 100-500mm, Fuji-Film

Photo: 2000. Suzuka, Japan, Nikon F100, SIGMA 100-500mm, Fuji-Film

F1を見ていて思うのは、これって金かかってるなぁ。この一言に尽きる。

テレビで見るのではなく、実際にサーキットに行ってみると、F1というのは本当に大きなイベントなのだと感じる。それは、何万人もの観客を集めて行 う、秋の大運動会みたいなものだ。そして、決勝の日というのは、言ってみれば最後の競技種目、クラス対抗リレーみたいなものだ。


上空を見上げると、取材なのか観戦なのか、ヘリコプターがひっきりなしに飛んでいる。

早い話が、なんにも無いところから車をつくって、世界中を周りながら走らせるわけだ。きっと夢のように楽しくて(好きならね)、悪夢のようなプレッシャーのある仕事なのだろう。そして金もかかる。


そんな風にしてつくった車も、当たり前だが、止まる。

止まってしまった F1マシンはなにもできない。ロードクリアランスは極限まで低いから、グラベルで止まってしまったらなかなか抜けられない。レーシングカーには詳しくないのだが、多分、バックなんてろくにできないんじゃないかと思う。(そんなギアないのかも)

見せ場の最終コーナーで、マシンが止まった。マーシャルが押していく。止まったマシンに注意を払う観客はいない。それは、ただの障害物。

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