
花を、ただ一輪の花を。
銀座を歩いていると、ニッサンのショールームに見慣れない車。何のコンセプトカー?と思ったら、攻殻機動隊のタイアップ企画だった。
攻殻の新作は Solid State Society
コミュニケーションの深化は、個々の意志の消失と、新しい集団的な意志の誕生を招くのか。ここしばらくの攻殻機動隊がフォーカスしているのは、おおまかそういうテーマのように思う。ともすれば、空回りするこの手のテーマだが、今回のSolid State Societyでは、登場人物の「人間くささ」のような部分を対立軸として丁寧に出していく事で、うまくバランスがとれていたという印象を抱いた。
コミュニケーションの深化はしかし、それでも、自らの体という制約を超えることは出来ないと、今の僕は思っている。そこに「義体」というフィクションを持ち込んだことに、攻殻機動隊のコンセプトの先進性と広がりがあるわけだが、果たして、本当の未来はどっちにあるのだろう。
それにしても、この攻殻機動隊の原作はコミックにして、3冊だけ。原作の新作は長く書かれていない。そのキャラクターと、プロットを元にして、再構成に再構成を重ねて新作を作り続けている。なんというか、これってサザエさん??
立ち食い鮨に行くのです。
僕の隣に立ったオジサンが、「カンパチ」を頼んだ。強面の板前が「はい、カルパッチョ」と言ったので、そのあまりの言いまつがいに吹き出しそうになる。オジサンもちょっときまりが悪そうに見える。
んで、板前がささっと、出してきたのが
「はい、カルパッチョお待ち」
って、あんのかよ、カルパッチョ。オジサンも普通に食べてるよ。
カルパッチョの正体は、軍艦巻にした貝と白身魚だった。なるほど、そういうことか。んでも、オジサンはやっぱりカンパチって言ってたような気がするなぁ。とりあえず、僕もカルパッチョ。
、、売り切れかよ!