タイで、偽の味の素を作って荒稼ぎした夫婦が捕まった、というニュースが流れていた。偽の味の素ビニール袋パッケージをつくって、自宅で別の何かを詰めていたのだ。
なるほど、そんな商売もあるのか。
そう素直に思ったのは、バンコクでキログラム単位で売られている味の素を見ていたから。日本で考えたら、味の素はkg単位の袋詰めでバンバン買うようなものでは無い。しかし、タイでよく見るスーパーであるところのビッグCの調味料コーナーにはひと棚まるごと1kg味の素が陳列されており、よく見れば、街中のコンビニの棚にさえ500gは入っていそうな味の素が、スプーン印の砂糖並みのカジュアルさで陳列。
アル中カラカラ氏の、味の素使い切り動画に感じた戦慄はしかし、国境を越えればまた尺度が根本的に変わってしまうのだと、そんな風に自分の中で繋がったのだった。