強い風に吹かれて、落ち葉が降りしきる。
金網の向こうに、電車が走っている。羽を休めていた鳩の群れが、一斉にこちらに向かって飛び立ち、頭上を過ぎてはるか高くに過ぎていく。空も高い。
スーツ姿の男が二人。線路を見つめながら、互いに視線を合わせるでもなく、立っている。
一人が煙草に火を付け、煩わしそうに煙を吐き出す。
「彼も、、そろそろ、、なぁ、、」
「、、ああ」
なんか、凄い密談をしているような感じだな、、。
実際は飯喰って腹一杯なので、腹ごなしにぶらぶらしているだけだが。で、話の内容は、あいつにもそろそろ PSX 買わせるかとか、そういう内容なのだが。伊丹十三か、押井守かというようなそんな絵面で、本当に密談をする人は居るのだろうか。
注:PSXのスペックは見れば見るほど、呪われているとしか思えないのだが、やっぱり売れてしまうんだろうか。