東京と近郊の記事一覧(全 63件)

さがみ湖ピクニックランド

Photo: 肉を並べる 2003. Tokyo, Japan, Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.
Photo: "肉を並べる" 2003. Tokyo, Japan, Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.

さがみ湖ピクニックランドというのは、どうなのか。

皆聞いたことはあるだろう、しかし、行ったことはあるのか。僕はない。イメージとしては、痛い感じの動物の着ぐるみがうろうろしていたり、ベタ甘いソフトクリームが法外な値段で売られていたりする感じか?

ということで、いざ行ってみましょう。


「なんで並んでるんだ、、」

イメージとして、寒風吹きすさぶガランとした入り口を想定していたのだが、、ゲートに車と人が並んでいる。混んでる、なんで?

ピクニックランドって何をすることろなのかいまいちよく分からなかったのだが、犬を遊ばせたり、ラジコンを走らせたり、観覧車に乗ったり、かなり好き放題なことができる。おんぶにだっこのテーマパークなんかとは対極にあって、自分で楽しみ方というか、方向性を考えないといけない。ほっといて欲しい人には、かなり居心地が良い。だって、入園チケットさえないし。(金払って、入るだけ。前売り券というのはあるけど)

で、ここでは手ぶらでバーベキューもできるらしい。食べ放題で2,100円。(食べ放題じゃないと1,500円。日ごろ馬鹿みたいに飲食費を使っている我々が、その600円の差に悩んだりする)なだからかな山の斜面を望む屋外で、微妙に薄曇りではあるが、清々しい、、というより脂っぽい空気を満喫しながら楽しめる。ビールなんかは、備え付けの自販機で買うので、中途半端な手作り感があって面白い。

周りは家族連れ、あるいはカップルであり、なんの関係も無く集団で来ているのって我々だけか。ホントに、我々だけだな。、、さて、焼きましょう。 女性は各々野菜を取りまくって来る。いや、そんなに焼けないから。男性は各々肉をとりまくって来る。いや、豚肉と牛肉がまざって分かんないから。もっとこう、分担とか、、まあ、いいや。俺、ポテトサラダ取ってくる。


バーベキューとはいってもグリルではなくて、野外に並んだ鉄板の上で、勝手に焼きやがれ、というコンセプトなので、コテで牛肉を伸ばしたり、並べたりしていると、

「牛定いっちょ?」

という気分になってくる。昔ファーストフードのバイトで鉄板を扱っていた人間がいたので、焦げ付きのケアも完璧だ。

でかい豚肉の輪切り。これが、食べ放題の肉としては(そんな行かないけど、食べ放題)たっぷり厚切りで、普通にいい。つけだれに、塩だれというのがあって、それを絡めて焼いてみると妙に美味しい。いや、別に美味しい肉とかではないんだけど、ぜんぜんあり。あと、鉄板で焼いたトウモロコシは甘くて掛け値なしにウマイ。取りすぎた野菜と麺を炒めて、粉々にして、飯を投入すれば、そば飯(特盛り)完成。最後は、押し付け合い。なんというか、普通に楽しいな、この企画。

1,400円で、園内をうろうろして、湖を眺めて、それだけで結構いいね。さがみ湖ピクニックランド侮り難し。


注:驚くべき事に、セゾンカードの会員だったりすると、入園料が1,400円から1,000円にディスカウントされる。なんだそれ。お得すぎ。
注2:なんでポテトサラダ俺しか喰わないんだ。みんな嫌いなのか。

夏の終わり

Photo: 夏の終わりの雲 2003. Okinawa, Japan, Sony Cyber-shot U10, 5mm(33mm)/F2.8, JPEG.
Photo: "夏の終わりの雲" 2003. Okinawa, Japan, Sony Cyber-shot U10, 5mm(33mm)/F2.8, JPEG.

夏が終わろうとする週末、キャンプにでかけた。天気予報は雨だったけれど、ちゃんと晴れた。僕は結構、天気に恵まれる。沢山道に迷ったり、火がおこらなかったり、焼きそばが焦げたり、とても楽しかった。

帰りに、「温泉に行こう」という思いつき。リーダーのあやふやきわまりない記憶を頼りに、山梨方面へ。「すごい良い温泉が湖畔にあったはず」という主張を信じて、河口湖畔をぐるぐる周回。いつになっても、着かない。


僕は助手席で、ほとんど役に立たない広域地図を広げながら、それっぽい地形と建物を探している。ふと、サイドミラー越しに、眠ってしまった後席の女の子の顔が見えた。あと暫く寝ててもらった方がいいなぁと思いながら、また同じ道を走ってる。

泣きそうな色をしていた空から日が差した。最後の夏の雲が、美しくわき上がっていた。いい午後だ。ずっとこうやって、何にもならない時間を過ごしていられたらいいのに。
でさぁ、目的地の名前は?思い出した?
「わかりません、、」
ほう。


注. その後、Webと携帯電話を駆使して、目的地を発見。湖畔とは無関係な場所にあった。

ビルの谷間の菜の花畑

Photo: 夕日の中の菜の花 2003. Tokyo, Japan, Contax RX, Carl Zeiss Planar T* 1.4/85(MM), Kodak EB-3
Photo: "夕日の中の菜の花" 2003. Tokyo, Japan, Contax RX, Carl Zeiss Planar T* 1.4/85(MM), Kodak EB-3

浜離宮に都内最大の菜の花畑があるらしい。ということで、遅い昼飯を食べてから、出発。浜離宮ってどこだ。

築地市場駅を降りて、それっぽいおばちゃんの集団についていくと、そこは浜離宮。都立公園なので、入園料は安い。300円。


ビル街のど真ん中に、いきなり菜の花畑が広がる。ビル、菜の花畑、観光客。新宿御苑もそうだが、こういう場所って、外から見るとなんだか適当な林にしか見えないのに、中にはいろいろとんでもないことになっている。

花は、ちょうど、今日が満開だった。目が痛くなるような黄色が、ずっと先まで続いている。みんな、ちょっとだけ興奮しながら、黄色い春の小路を歩いていく。お父さんが構えるカメラの前で、記念写真におさまろうとしている子供の背丈は、菜の花より少し小さい。


やがて、太陽は傾いて空が色付き、花が淡く輝く。こんなに沢山の菜の花を見るのは、そういえば、初めてだった。

太陽がビルの谷間に沈んでしまうと、急に寒くなった。まだ、春は浅い。人々は思い思いに帰っていく。僕は脇のベンチに腰をおろして、そんな人たちと、今はすっかり色を失った菜の花畑を眺めていた。

注:浜離宮恩賜庭園の菜の花の見頃は、3月後半です。5月の今は、また別の花が咲いているでしょう。