ほとんど唯一の観光名所ロンドン塔。
新米衛兵が一人で行進の練習中。妙に固い動きで、同じ所をくるくるまわっている。時々、間違えてやり直したりして。妙に必死なのが、面白いというか、かわいそうというか。でも、つい撮ってしまった。
なるほど、こういうところで練習してるんだ!
いつの日か彼も、バッキンガム宮殿で行われる衛兵交代の任務に就くことになるのだろうが、なんか道程は遠そう。
ところで、よくよく見てみると、衛兵の服装が見慣れた赤い服ではない。そう、衛兵の服装にも、夏服と冬服があって、これは冬服の方なのだ。鮮やかな 真紅の衣装に、黒テンの帽子、という姿を想像していると、がっかりするかもしれない。赤い衛兵を見たかったら、ロンドンは夏に行くこと。そうすれば、ねず み色の服を着た衛兵が、鼻水をたらしているのを見て、幻滅しないで済む。