また、ちょっと前の話。
気圧は低いは、日食は近いわで、なんとなく気分もすぐれない。
橋を渡り、リーバーサイドウォークを見ると、沢山の人が空を眺めている。空は薄暗く、濃い雲が強い風に吹かれてモクモク動いている。
携帯のメールに、「やっぱり雲で見られなそう」と書いていると、隣に立っていたオジサンが「見えた!」と息を飲んだ。
風の強い日で、上空の雲は凄い速さで動いていた。突然、雲がちぎれ、既にまん丸ではなくなった太陽が現れる。月、ではない、光が強い。眺めているうちにも、その形が、みるみる変わっている。
調整室の中継用モニター画面で見るのとは違う、肉眼で見る初めての日食。絶対に変わらないと認識している太陽の形が、ぐんぐん変わっていく驚異。それは、予想外に凄かった。
生涯趣味にしないと思っていたものベスト3、1.鉄道 2.天文 3.写真のうち、写真は趣味になってしまったが、天文に惹かれる人の気持ちも、これを観てしまうと少しは分かったような気がする。
鉄道は、、分かりません。