代官山で降りて、旧山手通りをえっさか歩く。良い天気で、暑い、凄く暑い。しかも遠いな。今日初めて着るスーツはまっとうにブランドもので、えらく 高かったけれど、はやくも汗で台無しだ。正装っていうのは、多分、車とか馬車とかで乗り付けるための格好であって、汗だくで信号待ちをするようには出来て ない。
友達の結婚式。僕はこの手のイベントが凄く苦手なので、(めでたいとは思うが)出来るだけ出ないように逃げ回っていて、それでも逃げ切れないものに はやっぱり出なくてはならなくて、そうなると、いきなり結婚式から出るはめになる。スーツはダークスーツじゃないとダメだとか、ポケットチーフは白にしろ とか、もう嫌だ。マナーサイト曰く「結婚式・披露宴のドタキャンは論外です」分かりました、、。
やっとたどり着いて、チャペルの入り口を入ると、大学時代の4年間見慣れた顔が並んでいた。こんなにいっぱい呼んでたんだ。ずいぶん久しぶりで、皆どれだけ変わってしまったか、自分がどれだけ変わってしまったか、結構恐かったのだけれど、全然変わらない。
「変わってないじゃん!」
ちょっとホッとした。(カラダスキャン買って、体重落として良かったよ)皆も変わってないね。へんにジジババになってない。あと、誰もズラになってないし。
誓いのキスで思わず吹き出した友達は、テレビ局に勤めているので、司会は元アナウンサー、ビデオ撮影はフジノンレンズ + 業務用デジタルべーカムに音声さんがちゃんと付く。フラワーシャワーで外に出ると、カメラを見たギャラリーが芸能人の結婚式と間違えて寄ってきた。
「わーっ」「誰だれ??」「、、だれ?」「分かる?」「いや、、誰、、」
絶対分かりません。
追伸:驚いたのが、キャンドルサービス。ありきたりの蝋燭ではなくて、透明のグラスにビー玉みたいな透明のボールが沢山入っていて、水を入 れると青く光るようになっている。ディズニーランドとかで夜に光っているアレと多分、同じようなものなのだと思う。既に1児の母になった(なんとなく信じ がたい)同期の子が言うには、
「これはオプションで 5万ね」
そうなんだ。(意外と安い、、のか?)
注:お幸せに?