夏の夜の夢、白い景色。
一羽の鳥が、スローモーションのように、ゆっくりと羽ばたいてゆく。
仕事の間の、細切れの睡眠。目が覚めると、生ぬるい空気。俺は誰だ、俺はいったい何だ。
鳥は、跳び続けるために、常に身軽でなければならない。だから、不要なものは、何でも捨てる。
迷う。
自分は何がやりたいのか、何をするべきか、悩む人。あるいは、何の疑問も持たない人。良い悪いではない、タイプの問題だ。
結局は、満足できない人間が、次の何かを見つける。葛藤の中からしか、新しいものは生まれない。そんな人にとって、道しるべは、自分の中にしかない。
注:気に入っている文章の割に、あんまり受けが良くなかった。