発展途上というか、そいう国に行けば行くほど、乗り物の速度はおかしいぐらい速くなる。
安全とか、人命とか、そういうもののないがしろ度が上がっていく気がする。
自分の国では絶対犯さないようなリスクに、ちょっと乗り物に乗ろうとしただけで踏み込んでしまう。
チャオプラヤ川を走るモーターボートのバスも、そういう意味ではおかしなぐらいの速度を出して、川面を突っ切って行く。これ、ひっくり返ったら確実に・間違いなく死ぬなと思う。
タイの人々がそんなにせっかちだとは思わないし、むしろのんびりしている感じだと思うのだが、この速度はいったいなんなんだろう。
お坊さんも、その鮮やかな袈裟を、川風になびかせている。