猫をいじりに来いと言うことなので、猫をいじりに行く。
ジンを飲んだり、日本酒を飲んだりする。シウマイの焼いたの、なんかのカステラ、平目の昆布締め。
ステーキの焼き方を教わる。肉はあらかじめ冷蔵庫から出しておき、手で触ってみて、室温と同じになるまで肉を戻す。フライパンはよく焼いて、スーパーでもらってきた脂を溶かしておく。肉は焼く直前に塩胡椒する。思いっきり強火で、まず周りを焼く。安い肉の”ふち”にくっついた脂身は、肉を手づかみしてフライパンに押しつけ、特に最初に焼いてしまう。周囲に焼き目が付いたら、手加減せずに火を通していく。きちんとやると難しいし、こんなに強火で焼いて大丈夫かと躊躇してしまう。
「お客様がお酒を召し上がってるときなんかは、ちょっと味を濃いめに付けるんです」
なるほど。教わりながら、自分で焼いてみる。出来上がってみると、ちょっと塩味が強かった。焼加減は良し。ダイエーで、500円で買った肉とは思えぬ味。