今日は早く帰ろう。晩飯は何か優しい感じのものにしよう。いや、この際食べなくてもいい。動物も調子が悪い時は、決して食べものを口にしないと言うし。(そうなの?)
と、遙か向こうからカレー部部長がやってきた。
「えーと、これからカレーに行こうと思うんだけど」
もしかしたら、ショック療法というか、そういうのもアリなのかもしれない、、という気分がよぎる。「お気に入りのカレーが無くなると悲しい」という理由で、タクシーで現地へ。
地下のお店は、ある意味タイ テイストというか、チープな喫茶店みたいなつくり。で、凄い混んでる。人気のラーメン屋のカレー版みたいな感じで、駅のカレースタンドとはまた違うんだけ ど、皆、さっと来て、ガッと喰って、帰って行く。近所の常連っぽい人々は、ソバとご飯のセットみたいなのを食べているが、ここはカレーを注文。ご飯とカ レーがセットになってる。
えー、これで 700円しないのは安いな。(タクシー代より安いぞ)ココナッツの甘みがするルーに、でかい馬鈴薯とゆで卵、鶏。鶏も出汁ガラなんかじゃなくて、ホロホロ に煮込まれてかつ良い味がする。オシャレエスニックじゃなくて、毎日食べる飯。辛口を頼んだけど(それ以外は部長に頼ませてもらえなかった)、ちょうど許容限界すれすれの辛さで心地よい。
食べ終わって、もの凄く腹が熱い。これはもしかしたら効くかもしれない。いや、そうか?
注:そんなことは無かった。腹が痛いときは、カレー部の活動に参加するのは遠慮した方がよい。