雨は好きですか?
こう訊かれたら、どう答えようか。
僕は、雨は好きだ。凄く凡庸に言えば、雨は小休止みたいな時間をくれるから好きだ。
カラッと晴れた朝は、なんかいろんな事がうまくいきそうに感じる。もっと、いろんなことを頑張ることができそうな気がする。(たいていは、気がするだけだったりするが)
しかし、毎日そんなんばっかりでは疲れてしまう。アメリカ西海岸の、「今日の天気、晴れ」「明日の天気、晴れ」「明後日の天気、晴れ」「明々後日の、、」みたいな、際限のないカラリ天気で長く暮らしたりしたら、きっと自分の性分みたいなものまで変わってしまうだろう。
雨が降っていると、なんとなくいろんな事を後回しにして良さそうな感じがする。まあ、今日は休んでおけや、、、とでも言われているような気がするのだ。
適度に雨の降る日本という場所で育った僕の体には、雨の存在を必要とするリズムのようなものが確かに存在していると思う。人が夜休むように、晴ればかりではなく、雨の与えてくれる休息のような時間が、僕には必要だ。
雨は、好きだ。