無線マウスは使い物になるか

Photo: Logitec Cordless Optical Mouse for Notebooks. 2005. Sony Cyber-shot U40, 5mm(33mm)/F2.8

Photo: "Logitec Cordless Optical Mouse for Notebooks." 2005. Sony Cyber-shot U40, 5mm(33mm)/F2.8

マウスが持たない。

トラックポイントを使いすぎて、腱鞘炎を悪化させて以来、ノート PC でもなるべくマウスを使うようにしているのだが、そのマウスが持たない。だいたい半年ぐらいでケーブルがいかれてしまう。特に仕事用は、使用時間とか使い 方の乱暴さが半端ではないから、仕方ないのだが、そのたびに買い換えるのもばからしい、と思いながら、また壊れたのでヨドバシをうろうろしていると、、無 線マウスか。

線がなければ、断線もないな。しかも、値段が意外と安くて、いつも使っている Microsoft のノート PC 用マウスとたいして変わらない。というか、むしろ安い。ダメもとで買ってみた。


Logitec Cordless Optical Mouse for Notebooks. これ、かなり便利。出始めの頃の無線マウス(Bluethoothとかで出ていた頃ね、3年ぐらい前か)は、使っていてもよほど近くでないと使えなかった り、動きもなんかまどろっこしいというか、違和感があってこれはないなーという印象だった。でも、今の技術(苦笑)だとかなり自然。追加のドライバ無しで ( XP で使用)使えるし、電源も普通の AA 電池なので電源の調達は簡単。スペックでははかりがたい、そのあたりの技術のこなれ方っていうのは、なかなか時間がかかるもので、特に第一印象が悪いとな かなか使う気にならない。仕事も含めて PC を使う時間が長いから、例えばバッテリ部分が重すぎて手首を痛めたり、混信で動作が不安定だったりするのが怖いし、耐久性の部分でクリックがへたったりす るのも論外。かたくなに Think Pad を使っていることにも現れているけれど、PC には実用性をとにかく求める。

でも、結局手持ちのノートのマウスは、みんな無線マウスにしてしまった。電池の持ちも許容範囲だし、レスポンスも悪くない。山ほどマシンが動いてい るような環境でも混信したりしない。同じモデルを買ってしまってから、「近くで使って混信しないのか?」と思ったが、そのあたりは大丈夫なようだ。(ただ し、色違いにして買わないと、どれがどれだか分からなくなるので注意)

注:ただ、受信ユニットの挿し位置によっては、感度が鈍る状況もあるようだ。無許可で使える電波の強さには制限があるから、仕方のない事だが。それから、充電式の無線マウスはまだまだ僕には重いという印象。(レーザースキャン式のやつとか)

IT 土方?

テレビを見ていたら、「IT ゼネコン」という表現が普通に使われていた。そういう時代になったか。「IT 土方」とか、そういう表現も、実態を見れば確かに頷ける。もう IT はコモディティーになってしまった。もはやあこがれる職業でもないか。

最近の新人の人を見ていると、やりたくてこの業界に来た、という人が少ないような気がする。それは寂しいことだけれど、業界自体に魅力がなくなったのであれば仕方がない。っていうか、IT 業界って楽しい、とかいう認識自体が既にオヤジ武勇伝?


数年前なら、「面白そうな」場所というのは結構あったのだけれど、最近は本当にタイト、ニッチ。なんか、消えゆく漁場を求めて、遠洋漁業って言う感じで、その切実感が既にイヤ。

注:情報家電っていうのも、家電と IT で食い詰めた者同士が隣の芝めがけて走っているようでイヤ。(それしかないのかなぁ)

ATOK18(ATOK2005)にバージョンアップ

ATOK17 を ATOK2005(ATOK18)にバージョンアップする。Becky! と並んで、一番使うソフトウェアなので、律儀にバージョンアップしている。が、今回も設定引き継ぎのウィザードはうまく働かなかった。

「自動(推奨)」の設定では STYLE 設定が引き継ぎに失敗し、キーアサインが ATOK 仕様になった。(僕は、IME のキーアサインで ATOK を使っている)ユーザー辞書は自動で ATOK18 にインポートされるが、変換時に使用されるユーザー辞書の設定がこれまた引き継がれないで、1番が自動選択されてしまう。諸般の事情で 2番を使っていた僕は、全てのユーザー辞書を失ったのかと思った。辞書を失うって、頭がクラクラくる体験。自分の辞書をあらためて見てみたら、登録単語は 5,000近くになっていて、今や僕の言語系外部記憶だ。


変換の速度や精度については、特に違和感も無く、文句は無い。いつも通りの ATOK。この手のソフトは、使っていても慣れているだけにそのありがたみはあまり分からなくて、ATOK でもなく自分の辞書も入っていないシステムを使って初めて、変換がひっかかりまくることに気がつく。もう、10年ぐらい(昔は Mac で使っていた)ATOK で文章を書いているから、タイピングの呼吸が完全に ATOK になっている、、というのは言い過ぎか。草書体で書けない現代の日本語では、もしかしたらキーボードで書いた方が、リズムのある文章が書けるのかもしれな い。

注:わざわざ IME を買い換えてる人って、今どれぐらい居るんだろう?