MacBook Pro 13-inch 2020のそれから

まったく予想に反して、ARM版のMacbookの評判は高く、なんだか皆飛びついているように見える。

膝の上で、ちょっとしたことでも温まるIntel版の存在感を感じながら、たいして重くもないアプリを使っていると、実にディストピアな世界に旧型ロボと取り残されたような気になるが、まあ、安定して動いているので、特に問題を感じない。温まるだけだ。

ただ、Zoomごときでファンを鳴らすのはどうなんだろうか。


数年前から使って、すっかりダークモードにも慣れた。最初は使いにくかったけれど、アプリ側のデザイン調整も進んで、Windows でもMacでも、不便を感じる事は無い。(と言えば、嘘になるな。Windows のexplorerのバーがたまにどこに有るのか分からなくなる)紙のメタファーを捨てたインターフェイスが、グリーンの(あるいはオレンジの)ブラウン管の時代の見た目に、一周回って戻っている。

カブトムシに教わったこと

Photo: “Banana and trypoxylus dichotomous.”

Photo: “Banana and trypoxylus dichotomous.” 2015. Tokyo, Japan, Apple iPhone 5S.

朝食にバナナを食べている。

最近、田辺農園のバナナを扱う店が増えてきた。熟した重たい味はいやなのだけれど、青いやつも結構売られるようになった。
数あるバナナの中で、それしか買わないのは、カブトムシが田辺農園一択で食べていたからだ。農薬なのか、味なのか、栄養価なのか、とにかく他のバナナには目もくれず、田辺農園のバナナを選んで食べていた。


5年ほど前、真夏の郵便ポストの下で、行き場が無さそうにしていたカブトムシを飼った。そういうものは甘やかすタイプなので、体に良さそうなものを色々与えてみた。昆虫ゼリーにはじきに見向きもしなくなり、だいたい季節のフルーツを食べていた。

西瓜なんてとうになくなって、もう冬になろうとする頃まで長生きして、なかでもよく食べたのが田辺農園のバナナだった。因果関係は分からないが、カブトムシは驚異的に(拾ってから約5ヶ月)長生きしたし、田辺農園バナナを選んで食べていた事実との、相関関係は有りそうだ。そういう事で、僕は今でも田辺農園一択で食べている。


そう言えば、もう一つの発見もあった。

冬場、首の痛みに悩まされていたが、カブトムシ用に24時間暖房をかけっぱなしにしていた時に(秋が深まる頃まで生きていたのだ)、その症状が消失することを発見した。暖房を切らずに寝れば、痛みはほぼ起きなかった。

カブトムシの亡骸は、しばらく飼育ケースの中にいれておいた。さて、どうしたものかと思う。
都心では、結局埋める場所も無かったので、家で一番大きな植木鉢の中に埋めた。そういう都市埋葬スタイルがあっても良いだろう。今はすっかり大きく育ったハートホヤの根元で眠っている。

プレゼンのトレーニングを受けている。

Photo: “Hawkers in Singapore.”

Photo: “Hawkers in Singapore.” 2016. Singapore, Apple iPhone 6S.

プレゼンのトレーニングを受けている。(オンラインだ)

ランダムに組んだ相手と、お互いにプレゼンして、お互いに批評する。「凄く頭のいい人がプレゼンに来たな、俺に内容が分かるだろうか、と感じた」と、多分皮肉を込めて、コメントされる。

今流行の?(ソーシャルな世界で求められる)寄り添うプレゼンテーションには、なってないみたいだ。

しかし、それは自分が今、沢山勉強したり、沢山取り入れたり、沢山考えたり、そういう事をしてるっていうのも有るかもしれない、と後から思う。テックの一見尊大に見える人達の中身も、実はこういう事じゃ無いだろうか。


久しぶりの羊節を聞けた、と社外のインストラクターは喜んでいた。その人とは昔、一緒に働いたことが有るのだ。多分、彼が知っている頃の僕というのはまだ20代後半とか30代前半とか、それぐらいのものだ。

取り戻しつつあるのかもしれない。よりましな問題意識を内に持って、あの時よりは賢く、あの時よりは優しく、そして、少しはましな選択ができるんじゃないか。そんな気もする。