なんとなく気になる二品を紹介。
1品め。
CDをちょっと置きっぱなしにしておくための、「おく蔵」
どこかのblogで見かけたものの、その場でメモらなかったので、再び見つけ出すのにえらく苦労した。
どんなに整理しても、CDはちょっと置きたくなるもの。そのちょっとした、ズボラさみたいなものを前提にしてるのがいい。ある意味、ユルイ商品。
その2。
御氣樂さんの所にあった、ハネウェルのサーキュレータ。
文字通りクールな品だったのだけれど、それの3連装版があった。やみくもに出力が大きそうで気になる。高さ930mmとかなりのでかさ。
ファンの出力はなんと二段階(おおざっぱだなぁ)に制御可能。エアコンが嫌いだけど、普通の扇風機はイヤだという人には良さそう。部屋干しの洗濯物も乾きそうだし。
いや、いらないんだけど。
月: 2006年6月
マズイもの
思い出に残るのは、いつだってマズイもの。
あの飲み屋の腐ったホタルイカ、あの露店の変な焼きそば。
今日は、マズイ蕎麦だ。
店の外から見たら、「蕎麦の味を楽しんでいただくために、店内禁煙」の看板が店の中にかけてあったので、なるほどそれは良いと入ってみたら、退屈した店のオヤジが煙草吸ってたよ。んで、その看板を慌てて外しやがった。
こうなると、一番安いメニューを頼むモードしかない。そして、盛り蕎麦が出てきた。いやぁ、なかなかユニークなお味。インスタント蕎麦みたいな平打ち加減と、平べったい古民家のような味わいのそばつゆ。
これはキビシイ。思い出に残る逸品です。
菖蒲田
都会の空気にうんざりして、電車に乗って遠くへ行った。
いい加減な地図を頼りにして、たどり着いた菖蒲田は、今年の夏の遅い歩調のせいか未だ一面の緑色だった。雨に濡れた畦道を進むと、ほんの一角だけ、幾株か咲いていて、それは薄青い鳥がとまったように見えた。
東屋からのんびり眺める新緑は、黒い影に切り取られ、雨が若い緑に染み込むように、心に染み込んだ。
雨が、緑を一番美しく魅せる。この季節の雨は特に。
そして、カエルがまた鳴き始め、僕は次の場所へと歩き始める。