夜がすっかり蒸し暑くなって、ぺたりネコの季節になった。
裏路地を歩いていると、居酒屋の看板の裏でぺたりしている。仕事がやっと終わって、さて、これから遅い夕食でも食べに行くかと言うところなのに、こちらは夕食は終わりましたという顔つきで、グルグルしている。
日陰のひんやりしたアスファルトに、ぺたり、動かない。頭をぐりぐりすると、尻尾だけが左右に動いたよ。
注:野良と戯れた後は、手を洗いましょう。
夜がすっかり蒸し暑くなって、ぺたりネコの季節になった。
裏路地を歩いていると、居酒屋の看板の裏でぺたりしている。仕事がやっと終わって、さて、これから遅い夕食でも食べに行くかと言うところなのに、こちらは夕食は終わりましたという顔つきで、グルグルしている。
日陰のひんやりしたアスファルトに、ぺたり、動かない。頭をぐりぐりすると、尻尾だけが左右に動いたよ。
注:野良と戯れた後は、手を洗いましょう。
肉が余ったので、というと嘘くさいが、本当に安いステーキ肉があまったので、一気に二枚焼いてみる。
日本酒を振りかけて、海塩と胡椒をして放置。その間に、サラダをつくる。何が何でもトマトが好きで、冬場にこれほどお買い得感のない野菜もないけれ ど、つい入れてしまう。青物はワサビ菜。ワサビのぴりっとした風味がするチシャみたいな葉物で、旬はよく分からないが一年中出ている。
オリーブオイル、ごま油、海塩、酢、胡椒、醤油あたりをグルグル混ぜてドレッシングを作っていると、下ごしらえした肉もよい頃合いになっている。
僕が気に入っているリバーライトのフライパンは鉄のちゃんとしたフライパンで、安い。それを煙が出るまで、カンカンに熱して、オリーブオイルを(ホントは高温で使ったらダメなんだけど)馴染ませたら肉を放り込む。
こういう時には、柳宗理の穴あきパスタトングが、最高に便利。なんでも器用に掴めて、洗うのも楽で清潔。菜箸がわりに、あらゆる用途で使っている。 肉は、強火で、蓋をして片面 1分、ひっくり返して、蓋をして反対側 1分。フライパンが暖まっていれば、肉はくっついたりしない。
お皿に肉をあげて、フライパンに残ったいかにも体に悪そうな肉汁に、醤油、酒、チューブのニンニク(これは手間を惜しんで妥協してしまった)を投入して焦げ目を剥がすようにグルグル混ぜる。甘い匂いが立ち上ったらジュッと肉にかけてできあがり。これで、700円ぐらいなもんだから、オージービーフっ て凄い安いな。
日曜日の昼飯に、えらく重たいものを作ってしまった。南の空に浮かぶ、とりどりの冬の雲を見ながら、食べる。まあ、平和な午後。そういえば、季節はずれな近所の風鈴の音は、いつの間にか聞こえなくなっている。
I.G.づいているので、スカイ・クロラも観てみた。新宿某所の前回と同じ映画館の最終。結構空いているし(それでは困るわけだが)、椅子もいいし。この日は、売店の人の生ビールのつぎ方がちょっと無いぐらいうまかった。
正直、まったく期待していなかった。が、名作だと思った。それが、スカイ・クロラへの感想。
確かに、押井映画ではある。犬も、トラムも、アンバーのCGIも、出てくる。宮崎映画に対抗したような、凝った空戦シーンがこれでもかと出てくる。でも、趣味の映画に終わってはいない。脚本がセカチューの人だったり、俳優・女優が声を当てていたり、ちょっといつもと違う。水と油の要素が、沢山投入されている。
そういう違う方向へのベクトルがうまく働いて、引っ張り合って、なんか広がっている気がする。結果としてとてもバランスの良い映画になっている。2時間を超える映画で、長いな、と思うのだが、台詞やカットに無駄はない。(最後のカットはいらないと思うが、、)
商業的にどうか?というと、これはちょっと難しいかなとは思うし、あのCM を見て、本当に映画館に足を運びたくなるのかは疑問だ(僕はならなかったと思う)。でも、もうちょっと評価されても良い映画なんじゃないかと思うのだ。あのキャラクターの顔が嫌い、っていう人がおおいけど、すぐ慣れるよ。
追伸:雲の描写が良くできてる。それを見に行くのでもいいと思う。