
この殺気、、何、、?
「おい」
はぁ
「おい」
はぁ
「お前」
僕ですか
「お前さぁ、なめてんだろ」
何が
「善光寺なめてんだろ」
、、、
「思ったよりでかいとか言ってたじゃねーか」
、、、すみません
鳩が怖いんだわ、鳩が。沢山いるし。
Zeiss Ikon で初めて撮る。
空港のいつもの Royal の deli から。携帯のレンズでは、とても写らない遠くの富士山は、果たしてどうだろうか。実際にフィルムを入れてみて、外で撮ってみると、とても良く感じる。
ペースがゆっくりしているし、自分で撮っている感じがする。それに、何かを盗んでいるような、奪っているような、そういう感じがしないのだ。
昨夜、フィルムを初めて入れた。Tri-X だ。入れるのが少し難しくて、それが嬉しかった。自分が持っているのを自然に感じるカメラ。U10 以来かもしれないし、あるいは、初めてかもしれない。
目下に雲が見えてきた。遙か北に向かっている。空を ikon で撮ってみようと思って、荷物から出してみた。カメラを傍らに置いて、手帳に文章を書いている。プロのカメラマンだか、紀行作家だかみたいだ。
松浦弥太郎の「最低で最高の本屋」は 気持ちの良い本で、その中に、”自分は文章を必ず誰かに向けて書いている”とあった。「誰か」は誰にも言わないし、それは毎回違う人に向けてなのかもしれ ないけれど、ある種の「ラブレター」のように、誰かに向けて文章を書いていると。それが、良い文章を書くコツなんだって。
僕も、そう、いつも誰かに向かって文章を書いているのであって、それが明確な時には良い文章に、よく分からない時は良くない文章になっている気がする。文章の上手い下手、ではなくて、思いの真っ直ぐさが決めること。
あなたは、今、誰に向けて書いていますか。