久しぶりにスキーに行ってよく分かったのだけれど、僕はどうやらリフトに乗っているのが好きらしい。ゴンドラとかの方が楽なんだけど、リフトに乗って、ユラユラ雪景色を眺めたり、雪の匂いがする冷たい空気を吸ったり、ウサギの足跡を追ったりするのが楽しい。
もちろん、滑るのは好きなんだけど、「スキーはいいなぁ」とか思っているのは、案外、リフトの上でのことだったりするみたい。
写真と紀行文
人が何によって世界を把握するかというと、五感なのであって、その中で取分け何に重きを置いているか、何に傾いているかというのは人それぞれだ。
僕はそれを嗅覚に頼っている。そのことには最近気がついた。羊ページを検索してみると、僕はこの 10年で 29回の「匂い」という言葉を使い、22回の「香り」という言葉を使っている。
匂いが表現できるメディアは、ほぼ文章だけ、だと思う。だから、僕が表現の手段として、画を描くわけでもなく、歌を歌うわけでもなく、文字を選んだのは、そいういうこともあるのかもしれない。