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俺レシピ バジルそうめんチャンプルー

Photo: バジルそうめんチャンプルー 2007. Ricoh GR DIGITAL, GR LENS F2.4/28.
Photo: “バジルそうめんチャンプルー” 2007. Ricoh GR DIGITAL, GR LENS F2.4/28.

バジルの葉が死にそうになっていたので(奴らは簡単に死ぬ)、どうしたものかと思う。パスタは品切れだ。そうめんはある。ツナ缶が冷蔵庫の上でふてくされている。

この面子から考えると、そうめんチャンプルーということになる。そうめんチャンプルーにバジルって合うのか?よく分からないので、早速やってみましょう。


バジルは適当に刻むか、ハサミで切っておくか、むしっておく(好きに選ぶ)。ペペロンチーノをつくる要領で、多めのオリーブオイルに、刻んで冷凍しておいたニンニクと(便利だ)、鷹の爪を放り込んで加熱。香りが良い感じになってきたら、そうめんチャンプルーの要領でツナ缶を放り込んで炒める。ツナ缶が入った時点で、やや貧しい感というか、日曜のお昼感というかが一気に出て良い。


あらかじめ固めに茹でてよく洗っておいた(「よく洗うこと!」と、かつて料理の師匠は私に言った)、そうめんをたたき込んでグルグル炒めて出来上がり。グルグルグルまでやると、そうめんがシナシナになるので注意。フォークでいただけばパスタだし、箸で食えばチャンプルー。

鉄のフライパンで炒めた方が美味しいように思う(そうめんはくっつくけど)。しかし、微妙に飯には合わないと思われる。(ということは、チャンプルーではないのかも)。

それでも

久しぶりの実家の風呂には、庭で取れた柚の実が、沢山浮いていた。湯船につかりながら、湯気に煙る薄暗い照明を眺める。

この一年あまりの時間は、僕にとってとてもつらい時間だった。ちゃんと何かを書くことも、できなかったし、意味のある何かを語ることも無かった。


いままでの人生の中で、僕に降りかかってきた、酷い物事の大半は、どちらかと言えば避けようのない運命のようなもので、それを耐えることには慣れていた。けれど、自分で選び取ったことと、それに対するいろいろな苦しさに立ち向かうことは、あるいは僕にとって初めてのことだったのかも知れない。

暗い夜は長く、探す物は未だ見つからない。途方に暮れている、といってもいいと思う。それでも人は、生きて行かなくてはならないし、そうした惨めな思いを恥じることはないのだろう。

この一年、あまり書かなかった。
それでも読みに来てくれて、ありがとう。

ame

 Photo: ame 2007. Ricoh GR DIGITAL, GR LENS F2.4/28.
Photo: "ame" 2007. Ricoh GR DIGITAL, GR LENS F2.4/28.

夜、一人歩いて、怒りがこみ上げてくる。

そうして、とても悲しい気持ちになる。