あじ

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Photo: 鯵天日干 2006. Kanagawa, Japan, CONTAX T3 Carl Zeiss Sonnar T* 2.8/35, Kodak 400TX.

あじ、あじ、あじ、あじ。

干すだけで、おいしくなるなんて不思議だ。


国道沿いの干物屋。すみの小屋で、ゴムの胴長を着たおっちゃんたちが、山のような魚をさばいている。

お買い得なのは、型くずれ品のイカの一夜干し。七輪で炙ったら、ちゃんと良い匂いがした。

うどん

Photo: 海苔 on the 釜玉 2006. Japan, Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.

Photo: "海苔 on the 釜玉" 2006. Japan, Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.

香川に行ったお陰かどうか知らないが、なんとなく、「うどん」というものの味を測る尺度が出来たような気がする。

今食べると、麺通団のうどんはちょっとお洒落に過ぎるような気がするし、加ト吉はやっぱり結構良くできていると思ったりする。


大阪駅構内にうどん屋があって、讃岐うどんをうたっていたので、新幹線に乗る前に昼食がてら入ってみた。見た目は結構良い感じ、値段は駅構内ということを考えればまあ、こんなものか。(大阪という意味で言えば、高いと思う)

釜玉が無性に食べたかったので釜玉。なんで刻み海苔が載っているのは謎。(初めて見た)で、早速食べてみると、、。柔らかくないか、これ。あんまり美味しいとは思えなくて、関西だからどこでもウマイというわけでもやはり無いのかな、と思う。

さて、後日きいてみると、大阪あたりのうどんは、ちょっと柔らかめらしいということ。もしかしたら、あの店の柔らかさ加減も、そのあたりの好みを反映していたのかもしれない。まあ、何にしても、小麦粉料理に、そんなに拘るつもりはないんですけど。

花崗岩アパート

Photo: 花崗岩アパート 2006. Kagawa, Japan, Zeiss Ikon, Carl Zeiss Biogon T* 2.8/28(ZM), Kodak 400TX.

Photo: "花崗岩アパート" 2006. Kagawa, Japan, Zeiss Ikon, Carl Zeiss Biogon T* 2.8/28(ZM), Kodak 400TX.

牟礼の町を歩いていると、一棟の建物が目にとまった。

アパートなんだと思う。石の町にある、石のアパート。コンクリートと花崗岩を美しく組み合わせた建物。特に、高級なものでは無さそうで、住人が大きなベランダに布団を干したり、子供の声が響いたりしている。生活の匂いが凄くするのに、佇まいはドッシリとしていて、遠くから見ると美術館か何かのように 見える。

花崗岩を組み合わせた堅牢な塀。全身灰色で固く出来ているのにもかかわらず、開口部は多く、開放的な印象を受ける。そんなあたりは、沖縄の建物みたいだなと思った。


引っ越したいなぁと思っていて、もっと暖かい土地で、こんな開放的な建物に住むのはどんな気持ちがするのだろうと思いを巡らす。

ここは石の町だから、遠くから重機が採石する音が聞こえてくる。それも、良いのかもしれない。