動画配信だけを見て暮らして、1年が過ぎて、まったく不便が無い事は分かった。メディアはこうして、置き換えられていく。古いメディアは、消えないが、積層の下に埋もれていく。
YouTubeに、散歩するアンドロイドっていうチャンネルがあって(あえてリンクはしない)、アンドロイドのお姉さん、というのが出てくる。表情とか、動きとか、滑舌とか、そのあたりは(アンドロイドなので)ちょっとしたぎこち無さ。
何千年か後に、流石のgoogleのstorageからも記録が中途半端に失われて、考古学者が、人間を模倣し不気味の谷を越えた最初のアンドロイドとして、彼女を「発見」したら面白いなと思ったりする。
動物は不気味の谷を、感じないらしい。人間だけが、人間に中途半端に似た何かに、恐怖を感じる。人は、何に出会って、その恐怖を学習したのか?人間が遺伝子に刷り込まれた恐怖を感じる、「人間に似た何か」というのは、一体なんだったのか?確か、そんな話。Redditが元ネタだったか。
進化するアンドロイドが開ける、新しいディストピアな恐怖の種が、その辺にあるかもしれない。