あえて型落ちのThinkPadを買う

Think Pad

Photo: "Think Pad" 2009. Tokyo, Ricoh GR DIGITAL, GR LENS F2.4/28.

そしてもう一度 ThinkPad を買った。現行モデル X200 ではなくて、一つ前の X61。使わないメニューキーと Windowsキーが追加された。こんなキーを使っている人を見たことが無いのだが(正確に言うと人生の中で 2人ぐらい居るが)、誰がこんな邪魔なものを標準にしようとしたのだろうか。お陰で、右のALTキーは限りなく小さくなった。キーボードは保守部品を取り寄せて、早速 ASCII 配列に換装する。(一時期、JISに慣れようと努力はしたが、やはりダメだった)

打ち慣れた NMB 製 ASCII 配列キーボードの保守部品はもう手に入らないので、Chicony 製で妥協した。それでも、横長液晶「ではない」最後のB5 ThinkPad は、その日からちゃんと使えて手に馴染む。僕自身も仕事でやむを得ず使ってはいるが、ワイド画面の B5 ノートって、小さいモニタに無理矢理高精細な表示で、ドM じゃないと使えないと思うのだが、どうだろう。

僕の買った個体は流通在庫かなにかだったのだろう、パームレストには Vista のシールが貼ってあったが嬉しいことに実際には XPがインストールされていて、フラグシップモデルにもかかわらず、価格は定価の半値以下だった。Core 2 Duo 2.5GHz で動く XP はとても速い。SSD でも何でもない、SATA のディスクだが容量は 250GBもある。2.5インチドライブなので動作は速い、1.8インチドライブの遅さにはうんざりするが、枯れに枯れた 2.5インチの大容量ドライブって、本当に速い。


なんか、目新しいものを買ったという気が全くしないというか、事実、2008年発売のモデルなのでまるで新しくないのだが、マシン個体としては新品でまっさらなのであって、なんだか微妙にタイムスリップしたような気分になる。何も最新ではないので、かえって全てのコンポーネントに余裕がある感じ。コンピュータもそろそろ、そういう成熟みたいなものを選ぶユーザーが増えれば良いのにと思う。

そう言えば、別に期待していなかった 11n 対応だが、アクセスポイントも一緒に壊れてしまったので、ルータごと買い換えて早速便利に使っている。それで気がついたのは、11a を使っているヘンタイが近所にいること。ある意味、凄い。

僕をひっぱたいた女

僕をひっぱたいた女は、ママになっていた。とあるパーティーに、彼女は息子を連れてやって来た。

久しぶりの仲間と会って、ママはおしゃべりに、どこかに行ってしまった。息子は、まったくそういう事に慣れていない僕の両腕に預けられることになった。

それでも、全く落ち着き払った息子は、動じる気配を見せない。パーティー会場のシャンデリアを見上げながら、ヒカリモノ好きのメンズ 0才は目を輝かせていた。なるほど、でかいシャンデリアの下に移動すると、更に目が輝くわけだな。


後から聞いたら、彼女は皆に「あれは旦那?」と訊かれて、めんどくさくなったから、「旦那みたいなもの」と説明したそうだ。

めんどくさがりすぎだ。

注:「私のイメージで」と同じ人です。

ぺたりネコ

夜がすっかり蒸し暑くなって、ぺたりネコの季節になった。


裏路地を歩いていると、居酒屋の看板の裏でぺたりしている。仕事がやっと終わって、さて、これから遅い夕食でも食べに行くかと言うところなのに、こちらは夕食は終わりましたという顔つきで、グルグルしている。

日陰のひんやりしたアスファルトに、ぺたり、動かない。頭をぐりぐりすると、尻尾だけが左右に動いたよ。

注:野良と戯れた後は、手を洗いましょう。