ブツブツ考えて、夜道を歩く。でっかい原っぱの向こうに、雲と明るい月。煌々とした月の光の中で、秋風にのった雲が南の方に動いていく。
大人になると、上を見上げることが少なくなるという。そんな話を聞いてから、僕は空を見るようにしている。
「意味なんて無いのかもしれない」
突然、自分の口をついて出た言葉に、驚いた。
うん、きっとそうなんだろうな。
写真と紀行文
ブツブツ考えて、夜道を歩く。でっかい原っぱの向こうに、雲と明るい月。煌々とした月の光の中で、秋風にのった雲が南の方に動いていく。
大人になると、上を見上げることが少なくなるという。そんな話を聞いてから、僕は空を見るようにしている。
「意味なんて無いのかもしれない」
突然、自分の口をついて出た言葉に、驚いた。
うん、きっとそうなんだろうな。
メリーゴーラウンドなんて恥ずかしいから乗らないと言っていた君は、白馬の上で僕が見たことのない、いい表情をしていた。この機械には、なにかの魔法があるのかもしれなかった。
それは、やがて消えてしまうものだったけれど。不思議な、秋の一日だった。
注:羊ページには、よくよく言っておきますが、フィクションが含まれています。
日本の官僚どもが、夜な夜なプライベートで利用していると言われるクラブへ連れて行ってもらう。そこを仕切っているのは、20代後半のママさん。
「こんばんは、優子です、よろしく。お名前は?」
「えーと、羊です」
「羊?」
「ええ。みんなそう呼ぶので」
「ふーん、じゃあ、羊ね。羊さんはなにを飲む?」
(5分後)
「・・ははは、で、ヤギ(山羊)はどうなの?」
「いや、羊なんだけど、、」
「あ、そうそう羊はどうなの?」
(5分後)
「・・ふーん。そうそう、ヤギもカラオケ何か歌う?」
「、、、。うん。」
注:日々クラブに通ったりしていないので、いまいちワカラナイが、店ではあんまり本名を名乗ったりしないらしい。だから、状況によっては、別に羊とか言っても、変ではないのだ。