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戦場のメリークリスマス再見。

戦場のメリークリスマス

戦場のメリークリスマスを再見。
気に入ったモノを何度も観る・聴くのは大事だと思う。

人は変われるということ。お互いが影響し合って変わるということ。時として、それを許さない流れ、いや、飲み込む大きな流れがあること。
そんなことを感じる。

また、新しい感じ方をした。いい映画だ。

当たり前の事なんだが、

mark286.jpg当たり前の事なんだが、足跡の付いてない砂浜って、どうやって撮るのかと思ったら、バケツで水を沢山まいて足跡を消すのか。てっきり一発撮りなんだと思っていた。
考えてみれば、当たり前の事なんだけどさ。

Production I.G の IPO

mark384.jpgProduction I.G がIPOするらしい。
I.G 作品の中で一番好きなのがパトレイバー2だ。脚本の密度、絵づくり、リアリティー、どれをとっても一番良い。良くできた作品に漂う隙の無さ。第一次湾岸戦争直後のタイミングで発表された作品だが、そこに漂っていた漠然とした未来への不安感は、今、テロへの不安につけいって様々な思惑が蠢くこの時代に、もう一度新しい。
フィクションに於けるリアリティー。それは虚構の世界に築かれた日常に宿る。
映画の中盤、首都が事実上の戒厳下に置かれる。首都高を走る陸自の治安出動部隊。トレーラーに乗せられた 90式のハッチから呆然と夜のオフィス街を眺める戦車兵と、それを窓に張り付いて見つめる会社員。お互いが、お互いの新しい役回りに慣れることができない瞬間を、このアニメーションは切り取っている。
未だ見ぬ光景への既視感のような、そんな危ういバランスを創り出すのは、監督 押井守の、まさしく天賦の才のなせる技か。
でも、最近の作品はちょっと緊迫感が無いような。うむむ。