フォトエッセイの記事一覧(全 320件)

Zeiss ゲタ

Photo: 島々 2006. Izu, Japan, Contax RX, Carl Zeiss Vario-Sonnar T* 35-135mm/F3.3-4.5(MM), Kodak EBX.
Photo: "島々" 2006. Izu, Japan, Contax RX, Carl Zeiss Vario-Sonnar T* 35-135mm/F3.3-4.5(MM), Kodak EBX.

「Zeiss ゲタ」って有るんじゃないかな。そんな話を、写真好きの人としていて、なかなか面白かった。

どういう事かと言うと、Zeiss のレンズで撮ると、一段いい感じというか、かなり素敵度(不思議度)がアップするのだ。いや、もちろん半分冗談だけれど、Zeiss のレンズにはそんな個性がある。それが自分に合えば、とても良いパートナーになれる。


で、その Zeiss ゲタが入った一枚。伊豆の温泉町のなんてことはない海岸の、肌寒い朝。サーファーが見つめる先に光が差して、昔サイパンで見た、夕暮れのスコールに霞む島々を思い出す景色。振り返ると、伊豆の温泉町なんだけどね。

リフト好き

Photo: 遠くに富士山 2006. Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.
Photo: "遠くに富士山" 2006. Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.

久しぶりにスキーに行ってよく分かったのだけれど、僕はどうやらリフトに乗っているのが好きらしい。ゴンドラとかの方が楽なんだけど、リフトに乗って、ユラユラ雪景色を眺めたり、雪の匂いがする冷たい空気を吸ったり、ウサギの足跡を追ったりするのが楽しい。


もちろん、滑るのは好きなんだけど、「スキーはいいなぁ」とか思っているのは、案外、リフトの上でのことだったりするみたい。

人は何によって世界を把握するか

Photo: rose 2005. Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.
Photo: "rose" 2005. Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.

人が何によって世界を把握するかというと、五感なのであって、その中で取分け何に重きを置いているか、何に傾いているかというのは人それぞれだ。


僕はそれを嗅覚に頼っている。そのことには最近気がついた。羊ページを検索してみると、僕はこの 10年で 29回の「匂い」という言葉を使い、22回の「香り」という言葉を使っている。

匂いが表現できるメディアは、ほぼ文章だけ、だと思う。だから、僕が表現の手段として、画を描くわけでもなく、歌を歌うわけでもなく、文字を選んだのは、そいういうこともあるのかもしれない。