足許を見る

Tokyo Tower

Photo: “Tokyo Tower” 2013. Tokyo, Japan, Apple iPhone 4S.

今日は疲れたなぁと思って、東京タワーを見上げて、そうして足許を見る。新しい靴は、まだあまり馴染んでいないので、少しきつく感じる。

ちょっといつもとデザインが違うやつなんだけど、それはそれで馴染んでいるよな。。ん。んん?なんか左右でデザインが違わないか?疲れてるのか。いや、間違いなく、違う。型番がちょっと違う。

靴を磨いたはずだけど、気がつかなかったけど、これ右と左で違う靴だよ!


人間て、日ごろいかに何も見ていないか、あるいは、自分がちゃんと見ていないか。無頓着にも程があると言うことか、あるいは、靴は同じハズという確信が、同じ靴に見せていたのか。それにしても、左右で違う靴を履いて歩き回っていたとは。

買ってから暫くほったらかしてあったので、レシートもとって無いしなぁと思ったが、店にまだ左右違いが残っているなら、買い取れば2足とも履けるようになるじゃん!名案!と思って靴屋に電話したらちゃんととってあった。

買い取るとは言ってみたものの、大変恐縮されて無償でお持ち下さいとの事。いつも同じ店で買うメリットって、こういう所にあるのか。

こうして晴れて、一度別れた左右の靴は、週明けにでも、再びまみえることができるだろう。

サワガニ氏

Mr. small river crab.

Photo: “Mr. small river crab.” 2014. Tokyo, Japan, Apple iPhone 5S.

「ぷくぷくぷく」

「サワガニさんですね、この石のあたりに住んでるんですか」

「ここで生まれたんだよ、ずっとここに居るよ」

「どうですか、この辺は」

「いいよ。いつだって涼しいし、お前らの言うカニミソもヒンヤリして良い気分なんだ。」

「苔も水も綺麗で、暮らしやすそうですね」

「でもな、足許には気をつけろよ、足を滑らせた人間に、仲間が踏まれるんだよ」

「そういえば、さっき潰されたカニを見た気が」

「だろ、、くれぐれも足許に気をつけてな。。」

意識が高すぎる。

Toranomon

Photo: “Toranomon” 2014. Tokyo, Japan, Apple iPhone 5S.

虎ノ門ヒルズは、虎ノ門駅から歩いてずいぶん遠かったし、狙って作りました感の凄さに、ただただ感じ入るばかりだ。仕事でなければ絶対、近寄らないな。

でも、トラえもんは見ないといけない。

仕事が片づいて、お昼はここで食べていきましょうかという事になる。ちょうど、トラえもんを発見して、その近所の店に入る。メニューはどれも意識高めで、食べ終わった瞬間に腹が減りそうなものばかり。でも、どうせなら一番意識が高そうな、野菜たっぷりカレーにしてみる。


見た目の意識の高さ感、半端ない。というか、見た目を楽しまずに、このカレーにこの値段をどうして出せるだろうか。なんでライムが乗っかっているのか。なぜ鰹節が付いてくるのか。意識が高すぎて、僕には理解できなかった。ただ、ある意味、見た目より美味しかった。

ソファにゆったり座って、鷹揚に遠くからトラえもんを眺めていると、それはそれはたいした人気で、観光客が引きも切らない。専属の警備員が付いていて、尻尾のスイッチを試したりする不届き者が出ないように、見張っている。開館時間はずっと人を付けているのだろうか。それとも、時間が来たらトラえもんは帰ってしまうのだろうか。


この店は、調べてみれば above GRILL & BAR というらしく、店名からしてそもそも意識が高かった、恐れ入った。そういえば、店の名前を調べていて知ったのだが、トラえもんはトラえもんではなくて、トラのもんという名前だった。

みんな、トラえもんって言っていたが。