食用ではない。

Photo: 水槽 2005. Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.

Photo: "水槽" 2005. Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.

真夜中の水槽には、大きなスッポンが泳いでいた。

毎夜怒鳴り合う酔っぱらいをガラス越しに眺めて、彼には昼もなく夜もない。

綺麗に飾り付けられた見栄えの良い水槽が、ただの檻であり棺桶であったとして、それを眺めている僕と彼の間に、どれほどの違いがあるだろうか。


食用、ではないんだろうな、ここはバーだし。

人には二つの誕生日がある。

Photo: 窓 2005. Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.

Photo: "窓" 2005. Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.

ある本を読んでいて、人には二つの誕生日があることを知った。

自分が生まれた日が最初の誕生日。自分のことが理解できた日が二番目の誕生日。それをセカンドバースデーと言うらしい。


誰でも最初の誕生日はもっているけれど、二番目の誕生日はどうだろう。僕はまだ、二番目までいっていないような気がしていて、でもそれはちょっと近いような予感もしている。

拾った話

某掲示板に落ちていたお話。真偽の程はわかりませんが、妙に説得力がありますね。

アメリカのNASAは、宇宙飛行士を最初に宇宙に送り込んだとき、無重力状態では
ボールペンが書けないことを発見した。これではボールペンを持って行っても
役に立たない。NASAの科学者たちはこの問題に立ち向かうべく、10年の歳月と
120億ドルの開発費をかけて研究を重ねた。
その結果ついに、無重力でも上下逆にしても水の中でも氷点下でも摂氏300度でも、
どんな状況下でもどんな表面にでも書けるボールペンを開発した!!
一方ロシアは鉛筆を使った。

ロシアの科学力って、なんとなくなめてるけど、宇宙ステーションに長期滞在した記録とかほとんどロシアなんですよね。
何かを解決するアプローチって、意外と身近な所にありそうです。