10年目の羊ページをはじめます

1996年 1月から始めた羊ページ、今年 10年目を迎えます。(10周年は来年の 1月 21日です)

こんなに続くと思わなかったよ。


最初から読んでくれている人、途中から読み始めた人、もう読んでいない人、暫く読んでいなかったけど戻ってきてくれた人。いろんな人が、このページを通り過ぎたり、一緒に歩いたりしてくれたんですね。(そりゃ言い過ぎ)

このページの内容は、別にたいして変わらないような感じかもしれませんが、2004年はこの 10年の中でも、いろいろ変化の年だった気がしています。2005年は、よりリスクをとっていける年にしたいなぁと。そんな中で、日常生活とは少し距離を とっている、この羊ページの「場所」みたいなものは、やはり大切にしたいと思っています。

それでは、10年目の羊ページをはじめます。

蒙古王

Photo: American breakfast 2004. Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.

Photo: "American breakfast" 2004. Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.

新年にふさわしい話題は何かな、と思って、考えてみたが
やはり酒か。


この間、中国のビールの消費量がついにアメリカを抜いた、という報道があった。(気がする、、)確かに、皆どこでもビールを飲んでいる。

中華料理といえば紹興酒、という話も日本ではあるが、あんなもん中国では誰も飲まない、という説もあるので(実際、飲んでる人が居なかった)注意。実際、あんまり売ってない気がするし、観光客価格をふっかけられるし、第一、たいしてうまくない。


で、やっぱりメジャーな飲み物はビールのようだが、ちょっとヤッピーな人々の間では、ワインなども流行っているようだ。中国産のワインなんかもあったりする。(日本でもワインつくってるぞ、と言ってみたが、どうにも信じてもらえなかった。悲しい)

まあ、ビール(なぜかぬるい)もワイン(まあ、、)もたいして感心するものではなかったが、そんなものはどうでもいい。横浜中華街でやみつきになった、中国の焼酎であるところの白乾が目当てだったのだ。

で、頼んでみた。が、白乾っていうのは、日本語で言う「酒」みたいな意味らしくて、注文にならない。筆談を繰り返し、幾度も「メイヨー(ありません)」と言われ続け、(メニューにあっても置かれてない酒が多い、その辺はまだまだ社会主義なのか)やっと出てきたのが、「蒙古王」である。

メニューを見ると、65RMBもする(800円ぐらい)、偉い高いなー、ぼられたか、と思ったら、なんとボトル1本の値段なのか。日本で飲むと、グラスで500円ぐらいとられるので、10分の1以下の値段。


飲んでみると、およそ上品ではないのだが、苺みたいな独特の風味と丸い口当たりで美味しい。どぎつい羊料理にもよくあって、どんどん行ける。でも、まあ、飲みきれないんだけど、、。

試しに、持って帰れる?というジェスチャーをしたら、普通にビニール袋に入れてくれた。持って帰っても、、ねぇ。

帰りに、同じブランドを免税店で見つけ(値段は倍!)日本に持って帰ってきた。普通に美味しいお土産のつもりだったが大不評。くさい、きつい、怪しいとさんざん。確かに、日本の料理に合わせると臭い。

酒はやはり文化なんだなと思ったのでした。