貼る使い捨てカイロ

ここ1ヶ月、ずーっと風邪をひきかけながら、だましだましきている。

平日をなんとか耐えて、週末に体調を崩して寝込み、平日を耐えて、、。というような状態が続いている。誕生日も、クリスマスも、重い体を引きずって出勤し、早々に家に退散するような状態だ。おまけに、今年の冬は寒い。

いったん風邪菌の手に落ちれば、一週間近くは寝込みそうなかんじだったのだが、あるモノのおかげでなんとか寝込まずにすんでいる。

それは、「貼る使い捨てカイロ」。

この年で(僕はまだ 20代前半だ)そんなものを使うのは、非常に恥ずかしいものがあるのだが、これは非常に利く。どこに貼るのかというと、背中の肩胛骨の間あたりだ。ここになんでも風邪のツボがあるらしいのだが、ここが暖かいと、風邪気味でもけっこう耐えられる。
「そんなはずかしいのは、イヤだ」という人も多いだろうが、風邪を引きながらも、体を引きずって出勤しなければいけない、闘うビジネスパーソンにはお勧めだ。

Internet 規制

Internet で青酸化合物を購入して、自殺した人間が出た。(ところで、よく言う青酸カリって商標なんだね、知らなかった)

事件を簡単に説明すると、北海道の男性が、Internet のホームページを通じて青酸化合物を国内の数人に売り、そのうちの1人がその毒物で自殺したのだ。また、青酸化合物を購入した、他の客のなかで消息不明になっている人もいるらしい。

よりによって、こんなモノで死のうとする勇気に感服するが(服毒自殺は決して楽な死に方ではない)、こういう事件があると、またお節介なやつが Internet の規制についてゴチャゴチャ言い出しそうで困る。(Internet というのは、あくまで通信手段なのであって、別にTCP/IPが青酸化合物をパケットに詰めて転送できる訳ではない。)死にたい人間は、どんな手段を使っ てでも死のうとするだろうから、別にInternetは自殺の本質とはなんの関係もあるまい。

ビデオが普及すれば、あやしいソフトを売る商売が生まれ、携帯電話が普及すれば、それで麻薬を売る人間が出てくる。メディアは、新しい人のつながり と、モノの流れと、情報の流れをつくる。それは、誰にも止められないわけで、それを止めようとするのは不毛な努力だ。川の流れをせき止めてみても、水はや がて溢れ出す。そして、結局は流れを止めることはできないのだ。

それにしても、青酸を売っていた男は、なぜそんなことをしていたのだろう。単なる金儲けなのか、興味本位なのか、それとも、死にたがっている人に真 剣に死ぬ手段を提供したかったのか(そこまで考えているとは思えないが)。なんにしろ、たった1行のURLが、人を殺せる時代が来たことは、記憶にとどめ ておいてもいいかもしれない。

誰かの儲け

最近、ヘッジファンドだなんだと、バブリーな話がまた盛り上がっている。

しかし、金は、無からは生まれてこない。ただ移動するだけだ。(僕は経済の専門家ではないので、この見方は間違っているかもしれない)数秒間で何千 万ドルともうける人間の陰には、その分を払わされている無数の人間がいる。そして、我々は、おそらくは、その払う側に立たされているに違いない。

たとえば、日本に住む人の多くは、僕も含めて、やたらに低い金利で貯金させられている。考えてみれば、割に合わない話なのだが、この「割」の部分がきっと誰かの儲けになっているはずなのだ。

そう考えると、したり顔でヘッジファンドについて語る投資家は、かなりむかつく奴らだ。