MovableType 3.2 betaに入れ替え

再開したblogの方は、ごく物静かに進行していて、たいして流行っているわけでも無いのにもうcomment spamが来ている。良い機会なので、その辺の対策が成されているというMT3.2betaにversion upすることにした。
version up手順を見ると、簡単なのではあるが、FTPでのアップロードのところで、既存のファイル達を消して良いのかどうかが明確に書いていない。結局まず全部上書きしてみて、いくつかのファイルだけが古いままなのを確認した上で、画像upload用のフォルダ(というかディレクトリ)以外は全部一旦消してから再度uploadした。そうしないと、なんとなく気分が悪いし、security holeなんかになったらイヤだから。なんということも無く、無事に動く。
3.2にしてみると、管理画面が少しファンシーになっている。そして、肝心のcomment spam対策はちゃんと動いている。怪しいコメントは自動的に承認待ちにしてくれる。確実にspamなものは、最初から迷惑コメントに入れておいてくれるので便利。これだけでも、version upの価値があるように思う。
こういう細かいアップデートがあるというのは、好感が持てる。

自作カンパリカクテル

mark341.jpg
昔、神戸のバーテンにつくってもらった「クラッシュドアイスにカンパリを入れてステアしただけのカクテル」が気に入っていて、バーでたまに頼む。
材料は氷とカンパリだけだから、これがつくれないバーは無い。でも、最初に飲んだときの美味しさを超えるものには未だ出会っていない。とても単純なカクテル(とさえ言えないが)なのだが、上手く作ってあると柑橘類の香気が立ち上がり、とてもただのカンパリとは思えない。はず。
出張のある夜、ホテルのバーも閉まってしまい(なんでホテルのバーっていうのは、どこもあんなに早くに閉まるのだろうか)、土地勘もないままにホテルの周りを彷徨っていると、コンビニを見つけた。ここでビールを買うのもなぁと思っていると、明らかに元酒屋の品揃え。安ウイスキーはちょっと飲みたくないが、カンパリがあるな、じゃあ、ロックで飲むか?と氷売り場に行くと「ハンディーロックアイス」という名前で、ペットボトル入りのクラッシュドアイスが並んでいた。今の僕のためにつくられた商品としか思えない。
これはもう、「クラッシュドアイスにカンパリを入れてステアしただけのカクテル」を自作しろ、という啓示に相違なく、いそいそと一式購入。全部で800円ぐらいで買えた。安。
さて、部屋に戻ってグラスを用意し、早速氷をグラス一杯に、、出てこない。非常に誤算だったのだが、クラッシュドアイスは、ボトルから押し出せるほどにはこなれていない。ならば、雰囲気は少々無いがペットボトルにカンパリを入れてしまえばなんか味だけは同じになるかも、と思って入れてみたらピンク色の薄気味悪いペットボトル飲料ができあがった。
飲んでみると、、。マズイ。
800円(まあ、安手のバーでは1杯の値段だ)で、山ほどつくれると思った僕が甘かった。普通に飲みきれない、、というか飲みたくないな、、コレ。

whiteband

(やたらにやってる)whitebandのTV CMを見て感じる、あの嫌悪感はなんだろうと思う。
直観的に「なにか別のにおいがする」と思う。
公式サイトをよく見てみると、whitebandは募金ではないし、ただのメッセージ活動でもなくて、これを付けることは政治的なある種の意見表明であるらしい。つまり、無邪気に(無自覚に)つけるようなものではないし、善意だけでつけるものでもない。あのCMは、そのあたりを隠していて、でも、そこには意図のようなものが滲み見えているところがあって、僕の嫌悪はそのあたりに刺激されたようだ。
しかも、whitebandのサイトに示された政策(?)を見てみると、けっこう極端というか、あまり穏やかなものではなくて、街で見かけるあの人達が本当に皆その政策に賛同しているとはとても思えない。
ジャンルとしては僕が大学で勉強していた、南北問題とか、そのあたりの話だ。キャンペーンに参加しているNGOのリストを見ると、授業中に「死刑廃止運動にご協力を」とか言って署名用紙をまわしていたあの団体だな、とか、北方四島の領土問題で賛否両論いろいろ巻き起こす活動をしているあの団体だなとか、ちょっと分かる自分がイヤだ。(昔から、個人的にはそういう活動ってあんまり好きじゃないというか、距離を置きたい感じ)
で、政策の是非はともかく、そんな結構センシティブな内容なのに、ソフトなファッションとして展開してしまう。それは新しい手法で、なかなか上手いことを考えるものだと感心はするが、まずイメージありきという入り方が、やっぱり危ないなぁと思うのだ。
※whitebandについて簡単に知りたい人は、wikipediaのホワイトバンドプロジェクトの項目でも見てみるといいかも。