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もの書きに関する雑感 その1

もの書きに関する雑感 その1。

こんな風に、Webに何かを書き続けていると、「何のために書いているのか」とか考えるわけだ。

羊ページを書き始めて5年、僕もそんなことについて、いろいろ考えてきた。そして、「人に見てもらうために書いている」という単純な結論に達した。今のところ。

誰にも見てもらえなくてもかまわないんだ。そんな風に言う人もいるけれど、それはきっと、誰かに自分を見つけて欲しいと思っていることの、裏返しなんじゃないかと思う。

さて、「人に見てもらうために書いている」ということになると、まさに訪問してくれる人は、「お客様」。だから、Web ページというのは、「客商売」ではなかろうか。最近の僕は、そんな風に考えている。
「お客様」を意識して書く内容をどうこうしろと言うことではない。そうではなくて、もっと基本的なところ。読みやすい日本語とか、配慮された表現とか、そういう部分が案外大事ではないかと。

ちょっと旧い言葉で言うと、「もてなし」ってことだろうか。

スパムメール業者の皆様へ

羊ページにスパムメールを送ろうとしている皆さん、こんにちは。アカウントを削除される覚悟があるなら、かかってきなさい。


さて、ホームページを立ち上げていると、実に多くのスパムメールが送られてくる。最近では、相手の心理に付け入る悪質な内容のメールも多い。(例: 女性の個人名で「お疲れさまでした」などというサブジェクトを付け、開いてみたら URL が書いてあって、それをブラウザで開いたら「有料のエロサイトだった」上に、Java で山ほどウインドウを開かれてデスクトップが収拾不能とか)僕は、一言だけ言っておきたい。インターネットでなにをしようと勝手だが、「俺に迷惑をかける な。」


スパムメールを受け取った場合、皆さんはどうしているだろうか。羊ページでは、頼みもしないスパムメールを受け取った場合、送信元を割り出し、送信 者が契約しているプロバイダに、即刻通報している。ホームページを公開している以上、そういうメールの標的になるのは仕方がないが、泣き寝入りしなければ いけない理由は無い。

プロバイダは、そういう通報には、たいてい対応してくれる。つまり、スパムメール送信者に対する警告と、それでも言うことを聞かない場合は、アカウントの停止・削除である。ということで、羊ページに無断でスパムメールを送って、生き延びたアカウントは未だ無い。

スパムメールを送る人間(業者)は、例え被害者に抗議されても痛くも痒くもない。しかし、スパムメールを送りつけるためのアカウントが使えなくなる ことは、彼らにとってダメージになる。もちろん、彼らは直ぐに次のアカウントを入手するだろう。しかし、どんどん報告してアカウントを停止していくこと で、彼らに金銭的・時間的損害を与え、また、彼らの業務基盤を崩すことができる。


スパムメールに対する苦情は、プロバイダの問い合わせ窓口に、該当のメール本文と、ヘッダ部分を送ればよい。(ちなみに、今まで対応が迅速だったの は So-net と Justnet。場合によっては、その日中に対応してくれる。反対に、何のリプライも返さないのはODN)間違っても、送信者本人に苦情を送らない方がい い。余計なトラブルを招くことになるし、送信者アドレスが詐称されていない保証は無い。

まとめると、

  1. メールがスパムメールであることを確認する(特に、自分が購読を申し込んだものでないか確かめる)
  2. ヘッダを確認して送信元のアカウントを特定する(詐称している可能性もある)
  3. 送信元のプロバイダのサポートメールアドレスを調べる(アドレスはプロバイダのページに書いてある。間違っても、貴方の契約しているプロバイダのサポートに苦情を送らないように!)
  4. スパムメールのヘッダと本文を添付して通報する

別に、みんなでスパムメールと闘おうとか、そういう事が言いたいのではない。ただ、羊ページにスパムメールを送るとこういう目に会うから、ここにだ けは送らない方がいいよ、というメッセージなのだ。でも、これを読まれた方が、この対策を真似していただくのは、いっこうにかまいません。

注1:中には、悪質なものもあって、関係ない人のアドレスを、発信者として設定するケースがある。勝手にアドレスを使われた人は、身に覚えが無いのに、山 のような抗議のメールを受け取ることになってしまう。通報をプロバイダの管理者に行えば、ダミーの送信者に迷惑がかかる事がない。
注2:最近のインターネットでは、「何も信じるな」が原則だと思う。以前、銀行口座を使ったネズミ講のチェーンメールを送られた人が、怒って実名入りの口 座リストを掲載していたが、そういう行為は軽率。書かれた銀行口座は、本当にネズミ講の参加者のものだろうか。嫌がらせに、無関係な第三者の名前を勝手に 入れた可能性はないだろうか。僕だったらそうする。
注3:ヘッダを改竄、もしくは IP アドレスを詐称、もしくは smtp サーバーを不正に利用している場合等は、上記の方法では送信元を特定できません。

参考:通報メールの例文はこんな感じ

To:xxxxx.ne.jp管理者様
Fr:sheep
Sub:貴社契約ユーザからのDM行為に対する苦情、及び処置の依頼

x月x日、貴社契約ユーザと思われるアドレスから、私のアドレス宛に以下のようなxxxxxxxxxxに関するスパムメールが送付されました。

事実関係をご確認の上、適切な対応をとっていただきますよう、お願いいたします。

以上です。

——————以下引用 ———————–

朝 Web

Webは何でも知っていると勘違いしている、インターネット・ジャンキーの皆さん、こんにちは。羊ページです。


さて、羊ページの調査によると、インターネット利用に於いて、新たな習慣が生まれつつある。従来、インターネットは、深夜にやるものだった。それに、真っ向から挑むのが、今回とりあげる新習慣「朝Web」である。

朝起きて、テレビをつける、、前にまずマシンの電源を入れる。そんな人たちが増えている。インターネットでしか手に入らない、重要な情報(最新の日 記、専門的な最新ニュース、昨夜の NASDAQ の株価詳細、最新の羊ページ等)を朝のうちにチェックしたい。そんな欲求が、寝起きにマウスを操作するという、いかにも健康に悪そうな習慣を、徐々に一般 的なものにしているのだろう。
「朝 Web」は快適だ。利用者が比較的少ない朝は、どんな劇重サイトでもサクサク動く。あるいは、前日深夜に更新された日記サイトをまとめてチェックするにも 効率が良い。事実、最近羊ページへのアクセスは、朝7時頃に妙に増加する傾向にある。「朝 Web」という習慣は、かなり一般化しつつあるらしい。


しかし、この新たな習慣の台頭によって、思わぬトラブルも発生している。

起きてきたダンナが朝飯も食べないで、いきなりマシンの電源を入れはじめる。朝 Webに夢中で会社や学校に遅刻する。旅行に行くのにも、「朝Web」したさにノート PC を手放せなくなる。などなど、「朝 Web」は確実に一般化するとともに、その弊害も見せ始めた。


朝、公団住宅の台所。ノート PC をのぞきながら、朝食をとる夫。箸の先は、レタスを探して皿の上を彷徨ってはいるが、視線は Web に注がれている。

冷蔵庫からヨーグルトを食卓に運んできた妻が、その様子を見とがめ、いつものように怒鳴る。
「あなたっ、ご飯食べながら Web見るのやめてください!」
「ん、、あぁ、、」

いらだつ妻、上の空で返事をする夫。新しい、朝の風景。

注1:ちなみに「朝 Web」の台頭によって、「朝刊」が無くなるということは、当分無いだろう。起動時間 0.1秒(開く時間)、30インチのフラットディプレイ(広げた状態)、ページ更新速度数秒(めくる時間に依存)という高性能のWebブラウザ「朝刊」。 この高性能ぶりに、「朝Web」は太刀打ちできない。
注2:「インターネットする」という表現は、まあ、、いいじゃない。
注3:今回の[今日の一言]は、暫くしたら[コンピュータの一言]に移動します。