友達のオヤジ

友達のオヤジが亡くなった。

突然の話だ。とりあえず、葬式に行き、遺影に手を合わせ、オヤジさんが亡くなったことを実感した。


友達の家は、冬にスキーに行くときの集合場所になっていて、僕もよく泊まりに行った。(そうして行った先のスキー場の写真が、このページには何枚か 載っている)だから、僕は彼とけっこう面識があった。晩飯を一緒に食べ、酒を飲んだ。そして、寝る間際に、いつも僕らにスキーのための軍資金をくれた。

酒が入ったら戦争や、詩吟の話がとまらない人だった。昔ながらの価値観に、がっちり縛られていた。

そういうのは、普通、僕が一番苦手とするタイプだけれど、逆に極端で気持ちよかった。彼も考え方の違う僕を評価してくれた。僕は一度も、彼の意見に追従したことはなかったし、あくまで、違うと思うものは違うと言った。オヤジさんも、言いたい放題のことを言ったものだ。

お互いが、お互いの意見を受け容れることはなかったが、それはそれで、なんの問題もなかったのだ。それで、よかった。

そういうオヤジさんとの関係は、突然に終わってしまった。もう、終わってしまった。でも、今年も僕たちは彼の家に集まってスキーに行こう。いつものように。

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