家から応援

Y2Kで出社したはいいが、ゲームも飽き、Webも飽き、CDも飽き、そろそろ飲みに行きたい皆さん、ご苦労様です。羊ページです。私は家から皆さんを応援しています。ガンバレー。

羊ページは、あんまり面白くないページですが、この際、Y2Kな皆様のために特別体制で更新しています。嘘です。


テレビを見ていたら、自分の勤める会社のY2K対応センターみたいなものが中継されていた。

カリフォルニア本社からの中継。部屋の雰囲気は、至極、のんびりしたもの。何人かのスタッフが、電話に対応していたが、貴様絶対私用的内線電話だろっ、て感じの表情。中には、ディスプレイに真剣に向かっていた人間も居たけど、それはソリティアに違いない。

レポーターのインタビューに答えていたセンター長のポール(仮名)
「どーすか、感じは」
「うーん、なんもないねぇー」

みたいな。

しかし、僕がふと気が付いたのは、奴らが「Y2Kプロジェクト・スタッフ・シャツ」らしきものを着ていたこと。それって、君らだけ?もうY2Kの興奮が完全に抜けきった3日からシフトに就く、海の向こうの僕には無いの?無いんだろうな、やっぱ。

注1:作者は景品や、記念品や、ノベルティーがキライではない。
注2:そういえば、西暦はキリスト教の歴。当然、仏教、イスラム教、ユダヤ教等は異なる歴を持っている。そう考えると、2000年という区切りは、世界中 で通用するわけではないことに気が付く。今回の騒動は、コンピュータ社会を支える文化が、欧米キリスト教圏の文化に偏っていることを実感させた。
注3:事前の努力が、今日の暇をもたらしたと思えば、スタッフ偉い。

ドゥカーレ宮殿前の船着場

Photo: 1995. Venice, CONTAX T2 Carl Zeiss T* Sonnar 2.8/38, Agfa
Photo: 1995. Venice, CONTAX T2 Carl Zeiss T* Sonnar 2.8/38, Agfa

ドゥカーレ宮殿前の船着場から、アドリア海を望む。

ヴェネツィアは、べネト州の州都。ラグーンの上に造られた人工の水上都市。この街で消費される様々な物資は、全て船によって運ばれてくる。ヴェネ ツィアのリストランテが使う食材も、例外ではない。ワイン、野菜、チーズ、、。必然的に値段は高くなってしまうが、美味しい店が多いのも確か。

この船着き場から、宮殿とは反対方向に向かって路地を入って行くと、ちょっとした食べ物屋街がある。

偶然入ったリストランテで出された、イカスミのパスタがものすごく旨かった。本来、イタリア料理では、パスタはメインではないのだが(だよね)、あ まりに旨かったのでメインは頼まずにイカスミをもう一皿。

嘆きの橋(Ponte dei Sospiri)

Photo: 1995. Venice, CONTAX T2 Carl Zeiss T* Sonnar 2.8/38, Agfa
Photo: 1995. Venice, CONTAX T2 Carl Zeiss T* Sonnar 2.8/38, Agfa

楽しげなこの街にも、影の部分はある。写真の橋は、ドゥカーレ宮殿と牢獄の間に架かる嘆きの橋(Ponte dei Sospiri)。「嘆き」は、この橋を渡った罪人の嘆きのことだ。

ガイドによっては、「死刑囚が最後に通った橋」「二度と戻れない橋」、と紹介する人もいる。真偽のほどは定かではないが、誇張のような気がする。

美しい意匠を施した橋だが、逃げられないように、窓にはしっかりとした格子が付いている。左側の宮殿の壁面が丁寧な仕上げなのに対して、右側の牢獄 の壁は、岩を削りだしたような荒っぽい造りになっていることに注意。大理石の碧みがかった輝きが、不気味に綺麗。