ノイシュバン・シュタイン城から、麓の村を望む。
ドイツの印象は、全てが「整っている」ということ。驚異的な努力で、国中を、ディズニーランドのワールドバザールにしようとしているとしか思えない。
風景はメルヘンだが、肌を刺す冷たい空気と、足下に張りつめた氷はリアルの世界。
写真と紀行文
大聖堂の内側から、天井を見上げる。南欧の太陽がステンドグラス越しに照らす、壁面のフレスコ画。幾重にも重なる色。
バチカン大聖堂。光源は日光と僅かな蝋燭の燈だけだが、室内は明るく柔らかな光に包まれている。バチカンの建物で感心したのは、広大な室内の明る さ。さほど多くもない窓から、至る所に埋め込まれた金箔や大理石が、聖堂の奥まで光を運ぶのだ。この建物が建てられた当時、礼拝した人々の目には、この光の驚異が焼きついたに違いない。
ヨーロッパの他の由緒正しい聖堂の幾つかを見たが、ここに比する光の美しさを持つものには出会わなかった。この建物の中を満たす光の色合いには、実際にこの場所に立って見るだけの価値がある。