台湾の建物は皆不思議と、見事に煤けている。
特に可も無く不可も無い、ビジネスホテル。程よいホスピタリティー。
※2019のメモより。
写真と紀行文
「なにこれ、凄くうまい。」それが僕たちの感想。
プロンポンの駅チカで、店を探した。見た感じフードコートに毛が生えたようなものだと思ってなめていたし、表に出ていたミシュランという看板が本当だとは思わなかった。しかし、食べてみればここは本気でミシュランの星付きの店だった。前菜でなんとなく頼んだのは、別に目新しくも無さそうなエビのフリット、みたいなものだったが、衣は実に軽く、ソース(ナムチムと言うのだろうか)も美味しく作られていた。
そんなものを、コーラを飲みながら食べた。仏教のイベントで酒が出せない日、というのがタイにはあるわけで、まさに今日がそのタイミングだったが、そんなことは意識なく、飲まないだけの話だった。
タイで、偽の味の素を作って荒稼ぎした夫婦が捕まった、というニュースが流れていた。偽の味の素ビニール袋パッケージをつくって、自宅で別の何かを詰めていたのだ。
なるほど、そんな商売もあるのか。
そう素直に思ったのは、バンコクでキログラム単位で売られている味の素を見ていたから。日本で考えたら、味の素はkg単位の袋詰めでバンバン買うようなものでは無い。しかし、タイでよく見るスーパーであるところのビッグCの調味料コーナーにはひと棚まるごと1kg味の素が陳列されており、よく見れば、街中のコンビニの棚にさえ500gは入っていそうな味の素が、スプーン印の砂糖並みのカジュアルさで陳列。
アル中カラカラ氏の、味の素使い切り動画に感じた戦慄はしかし、国境を越えればまた尺度が根本的に変わってしまうのだと、そんな風に自分の中で繋がったのだった。