旅&食の記事一覧(全 233件)

バーガーキング日本撤退

平日 65円マックをたくさん買っては、冷凍保存している皆さん、こんにちは、羊ページです。解凍後、臭いがきつい時には、ケチャップを大量にかけるといいらしいですよ。


さて、マクドナルド絶好調の陰で、バーガーキングが日本撤退だそうだ。撤退の大きな要因の一つに、外資系企業にありがちな、本国のオペレーションの 押しつけによる日本市場とのミスマッチがあるらしい。具体的に言うと、日本では巨大すぎる米国仕様の調理機を使わされて店が狭くなるとか、日本独自のメ ニューを認めてもらえないとか、そういうことだ。(同じ外資系に勤めるものとして、そこらへんのやるせなさはよく分かる)

僕の認識では、マクドナルドがハンバーガー界のカップヌードルであるならば、バーガーキングはハンバーガー界のまっとうなラーメン屋だった。ファーストフードは普段は好んで食べないのだが、週末になると、よく伊勢崎町のバーガーキングに行った。


遅い朝ご飯。店の中は家族連れや、いまいちぎこちない若いカップルなんかで溢れかえっている。ワッパーを買い(女の子には、ちょっとでかいんだよ ね、、)、ポテトも山盛り注文する。いかにもアメリカな感じのシートに座って、とりとめのない話をする。そして、ワッパーを喰う。ちゃんと直火でメラメラ 焼いた肉は、香ばしい脂の匂いがする。夜通し遊んで、ちょっと飛んでしまった頭も、でかいハンバーガーに食いついていると、なんとなく日常に戻ってくる気 がした。

そんなバーガーキングが消えてしまうのは、なんとも寂しい。変に米国ぶったスターバックスとかは個人的に好きじゃないけど、バーガーキングはある意味、アメリカ料理レストランとしてまともだったと思う。いいやつは、先にいなくなる。そんな感じだ。


ということで、去りゆくバーガーキングを惜しんで、羊ページでは「バーガーキングさようならフェア」を実施します。内容は、「まだしぶとく営業を続けている[バーガーキング新宿センタービル店]で、各自勝手にワッパーを食べる。」以上。新宿店は、3月中は営業しているみたいですから、おはやめに。

注1:バーガーキング ジャパン(株)の[公式ホームページ]がアップデートされていないため、詳細な閉店情報が分かりません。従って、ここに書かれている情報は不正確な場合があります。

スターバックスは、ファーストフード

スターバックスでコーヒーを飲むのがお洒落だと勘違いしている皆さん、こんにちは、羊ページです。

スターバックスは、ファーストフードです。単なる。


でも、その割になんとなく敷居が高い。なんでかっていうと、あの店は日本の商習慣を完全に無視したシステムを採用しているからだ。飲み物のサイズは お馴染みのS・M・Lではないし、メニューはなんとなく英語を優先した表記だし、商品を受け取る前に金を払わされるのも妙だ。でも、なんかそういうのが嬉 しい人がいるわけだ。主にバカね。

まあ、英語で書いてある方が、なんとなく自分が一流の人間(ここでは欧米圏の白人)になった気分に浸れる人もいるようなので、いいだろう。サイズの 表記が変なのも、慣れの問題。でも、あの商品受け渡しシステムは、客をバカにしている。プロセス(注文・採算・商品調製・引き渡し)毎にスタッフを割り当 てる、ベルトコンベア方式。そこには、おもてなしもクソもない、たんなる効率重視の超米国的業務方式だ。あそこまでやるなら、食券で注文させりゃい い。(自販機で買わせるのだ)60円のハンバーガーを売っているマクドナルドでさえ、商品調製以外は、一人のスタッフがやってくれるのに。そんな店の、ど こらへんがお洒落なんだろうか。(いや、そういう風に勘違いしている人が、いるのです)

ちなみに、スターバックスでは、自分用のカップを持っていくと割り引いてくれる。環境問題への配慮かもしれないが、それなら、店内用のオーダーは全て店の食器で出せばいい。コップを持って誇らしげにスターバックスに通うって、なんとなくマヌケだ。托鉢じゃないんだから。


でも、僕はスターバックスのコーヒー自体はそんなにキライではない。もともと、コーヒーが苦手な僕としては、ミルクとかチョコレートシロップ(?)とかが山ほど入れられるので、けっこう嬉しい。猫舌なので、飲むのはいつもアイスだ。
「もしかして、あなた、コーヒーの味分かってない?」
うーん、その通り。

注1:羊ページは、STARBUCKS COFFEE COMPANY に対して、何ら中傷するつもりはありません。むしろ、応援しています。株主になりたいぐらいです。というか、株式ください。
注2:羊ページは、STARBUCKS COFFEE を愛用している善良な方々を、何ら中傷するつもりはありません。一部の勘違いな人は問題だが。

カツ丼について

今日は、カツ丼について考えてみよう。

カツ丼。蓋をとると、ふわっと蒸気が立ち上る。かかっている卵は、わりと火を入れすぎな感じ。上に添えられているのが三つ葉なら、そのカツ丼は割と 高級。刻み海苔ならまあまあ、グリーンピースだったら店の選択を少し考えた方がいいかもしれない。まあ、それはさておき、どんどん食べる。脂身たっぷり ロースカツを制覇するには勢いが大切。揚げおきのカツの衣は、油が回ってしっとり。熱々のご飯に染みわたった、醤油っぽい辛口のタレ。傍らには無論、着色 料で黄色くなった沢庵。

カツ丼はやはり旨い。しかし、最近カツ丼を食べた記憶のある人なんて、どのくらい居るのだろうか。かつて「外食の王様」だったカツ丼は、いまでは刑 事ドラマの取調室位でしか見ることができない。(実際の取調室でも、実は、カツ丼は定番のメニューらしい、、)そりゃ、あんまり格好の良い食べ物では無い し、高級でもない。健康にだって、多分あまり良くない。あと10年待っても「カツ丼ブーム」なんて絶対来ないだろう。

しかし、そこらへんの蕎麦屋に行ってみれば、絶対カツ丼はメニューに載っている。カツ丼は、逆境の中にあっても、まだ死んではいない。蕎麦屋?そう そう、カツ丼は蕎麦屋で食べないといけない。僕はそう思う。トンカツ専門店のこだわりのカツ丼とか、そういうものは、どうでもいい。蕎麦屋で出てくるカツ 丼のあの感じこそ、かつての「外食の王様」、カツ丼の雄姿として相応しいのだ。

で、どうです?今日のお昼あたり。