洋食の値段

A beef cutlet

Photo: “A beef cutlet” 2012. Tokyo, Japan, Apple iPhone 4S.

何を間違えたか、ビーフカツの店に入ってしまう。しかも、恐ろしく高い。

だが、一口食べてみれば納得する。思うに、昔の洋食屋というのは、こんな感じの商売だったのではないか。


材料が良いから、その分の値段がする。付け合わせのマカロニサラダも、ちゃんとつくっている。牛肉の下ごしらえも、柔らかさも、ラードの匂いも、きちんとしている。

恐ろしく高い、のではなくて、ちゃんとした値段をとっているだけの話だった。

テスト

だいたい、IT 資格試験のテストセンターというのは、直営以外は割と酷いものなのだが、今日は、受験手続きそのものが出来ない、という事らしい。

応接室に案内されて、やたらにでかい合皮のソファーに座り、ひたすら LINE のゲームで遊んでも、まだまだトラブルは解決しそうにない雰囲気だ。隣の応接室から、営業の会話が筒抜けで聞こえてくる。


ベンチャーと言えば良いのだろうか、中小と言えば良いのだろうか。壁に掲げられた免許を見ると、恐らくは人売りというか、”IT 土方” の派遣を生業にしている会社のようだ。ID カードをかざすはずのドアは、ストッパーで開きっぱなし。プライバシー認証を受けているようだが、一体、本当に守られているのかは怪しい。

派遣とテストが生業だろうか。そういう仕事はスケールしない。地道にやる、それしかないのだ。IT だが、ある意味IT からとても遠いところに有る。レバレッジ、このセクタで起業するならそれは必ず考えなければ。いくつものベンチャーを見てきたが、ツールがITなだけで、やっていることはまるで昔の商店、という会社は沢山あった。


2人の担当者がトラブルに付きっきりになっている。この一回のテストで、この会社にどれだけの上がりが入るのかは知らないが、今日は、ペイしないんだろうな。。

年末。

また、今年もたいして面白くもないテレビを見ている。
何が変わったかを、毎年考える。今年は、少しは変わったかとも思う。


この数日を、できればきちんと勉強に費やしたい。未来のために使いたい。
少しは前むきな気分になっているのは、たいしたものだ。