ネット&コンピュータの記事一覧(全 168件)

ビル・ゲイツの講演

ビル・ゲイツの講演を聴く機会があった。

世界最大のソフトウェア・カンパニーの会長は、颯爽と、ではなく、へなへなと壇上に現れた。ゲイツ氏は疲れ切っており、肌はカサカサしていた。

はっきり言って、ほめられたプレゼンテーションではなかった。カリスマも感じられなかったし、会場に興奮はなかった。きっと、こういう仕事はスティーブ・ジョブズのほうが向いている。

しかし、ある意味でこういうタイプの人間だったからこそ、Microsoft を世界 No1. に出来たのかもしれない。

ラリー・エリソンは見た目ではビル・ゲイツよりエグゼクティブっぽいかもしれないが、OracleはNo1.ではない。スティーブ・ジョブズのプレゼンテーションはエキサイティングかもしれないが、Apple は No1. ではない。

きっと、IBM のガースナー会長の講演は、ゲイツ氏と同じように、つまらないのだろう。それが、No1. の「重み」なのだ。

さて、テレビで見るのと同じで、ゲイツ氏は猫背である。特に、椅子に座ったときに姿勢が、また悪い。

自分より姿勢の悪い人間を見るのは、久しぶりだった。

AT&T WorldNet Service に引越

AT&T WorldNet Service に引っ越した。非常に速いし、サポートもいい。母体が AT&T だけに、非常にいろんなことがちゃんとしている。日本で商売をしている外資系の企業の多くは、どうせ「なんちゃって外資系」なのだが、それにしても、いざとなれば本国の「黒船パワー」がものを言うため、なかなか強いのだ。

セキュリティーも、いろいろ考えられているし、ホームページの容量・コンテンツの規制が厳しいので、まともな用途にしか使えないのもいい。とにかく、合理的なプロバイダーである。

一つ驚いたことは、中途解約を申し出た BEKKOAME/INTERNET が、年会費の返金に応じたこと。彼らが去年の夏に開局するとアナウンスした AP が、今年にはいっても開局しなかったことは、BEKKOAME/INTERNET の落ち度である、という僕の主張が通ったせいだ。

規約には「中途解約にともなう返金はいっさいしない」との条項がある(らしい。なぜなら、BEKKOAME/INTERNET の規約がどこにあるのか、ユーザーは誰も知らないのだ。)にもかかわらず、返金されるというのは、驚きだ。何でも、言って見るものだ。

恐ろしいプロバイダー

BEKKOAME/INTERNET、ここ半月、ほぼ実用に耐えない遅さ。ローカルのサポート用ニュースグループからも、いつの間にか BEKKOAME/INTERNET 担当者の姿が消えた。

営業開始から、もう何年も経つのに、開業当時と同じサービスレベル(「低い」ってこと)を維持している。恐ろしいプロバイダーだ。

某商用 UNIX で運用しているようだが、MSX-DOS と 1200ボーのモデムの方が、まだ速いんじゃないのか。

移住先としては、AT&T WorldNet Service あたりを考えている。もう、怪しいプロバイダーはイヤだ。