ネットラジオ

インターネットラジオ、最近かなり気に入っている。

以前は、あまり音質の良いものがなかったし、不安定だったが最近はまるで実用。44KHz のステレオで普通に放送されているので、文字通りラジオ感覚で使える。

行きつけのアイリッシュパブも実は、インターネットラジオが BGM だった。イギリスの放送なので、珍しい有線かけてるなぁと思っていたのだが、、。


それから、ホームページの作者がやっているラジオというのも、新しい。ブロードバンドとかストリーミングとかいうのは、コンテンツの利用者とコンテ ンツの提供者が、限りなくイコールになることが、発展の鍵だと僕は思っている。ホームページではあきたらず、ストリーミングをやってしまうホームページ管 理者のパワーっていうのは、久しぶりに新しい気がする。

気に入りのホームページの作者がしゃべるラジオ、というのは、なんとも新鮮であり、変な気分でもある。あのページの誰々がしゃべってる、すげー。とか思うのだが、その誰々っていうのは別に一般的に有名なわけじゃない。
「江戸川の中学生って怖ぇよな」とかそんなローカルな話をききながら、それは、やっぱり面白いのだけれど。


追伸:ちなみに、羊ラジオって、やったら誰か聴きますか?

注:お気に入りのラジオ局はここ。Smoothjazz.Com。DJ のおしゃべりが少ないのがいい。

貧富の差

Photo: Photo: 2002. Tokyo, Japan, CONTAX T3 Carl Zeiss T* Sonnar 2.8/35, Kodak Tri-X pan, F.S.,

Photo: Photo: 2002. Tokyo, Japan, CONTAX T3 Carl Zeiss T* Sonnar 2.8/35, Kodak Tri-X pan, F.S.,

少し前。

中国での亡命騒ぎがあって、それについての同情的な意見が多かったけれど、僕は別の感想を持ってそのニュースを見ていた。今回の亡命希望者は 5人。だから、どうにかなった。これが 50人だったら?500人だったら?5千人、5万人、50万人だったら?


21世紀、貧富の差の拡大が、人類にとって最も困難な課題と言われている。世界的規模で、個人の所得格差、国家間の経済格差は拡大する一方だ。

今や、国と国、個人と個人を隔てているのは、思想や政治体制、言語・文化ではない。経済の格差が、壁をつくり、憎悪や闘争を生み出す。貧しい国との国境には厳重な国境線がひかれ、低所得層の集まる街頭には監視カメラが設置される。


みんな「持たざるもの」ではなくて「持つもの」になりたい。

そもそも、富が全ての人にいきわたる事はない。格差こそが、経済を生み、富を生むからだ。だとすれば、貧富の差は、経済が高度に発達した結果もたらされた、ある種の現実解なのかもしれない。

ここまで書いてみたところで、何か結論があるわけではない。ただ、重いため息がでるだけの話。

さて、明日も仕事にいくか。


注:所得層によるターゲッティングでカメラを設置しているのは、イギリス等。

赤提灯とパスタ

Photo: 2002. Tokyo, Japan, Canon PowerShot G1 2.0-2.5/7-21(34-102), JPEG.

Photo: 2002. Tokyo, Japan, Canon PowerShot G1 2.0-2.5/7-21(34-102), JPEG.

美味い店。

入る前にこれを見極めるには、それなりの経験とセンス、そして運が必要。見た目が洒落ていなければいけない、ということではない。雑然とした感じの外観でも、なんとなく美味そうなオーラを出している店というのも多い。

しかし、いくらなんでも赤提灯に「パスタ」はないだろ。


スモークチーズのグリルを、テカテで流し込みながら、懸案のパスタを待つ。店内は(赤提灯なのに)ルート 66 をモチーフにした謎のアメリカンテイスト。店の隅では、常連とおぼしきジーンズ姿のおっちゃん達がビールを飲んでいる。

生トマトとベーコンのパスタ。

愛想の良いウエイターが運んできたパスタは、存外美味かった。ベーコンが、きちんとベーコンだった。ツルリと食べて、ウィルキンソンのジンジャエールで飲み下す。

窓の向こうに、赤提灯が揺れていた。


注:ウィルキンソン・ジンジャエール、かなり辛いが美味いジンジャエール。アサヒ飲料が製造する日本産というのは、ちょっと意外。詳しい情報は、ウィルキンソン・ジン ジャエール愛好会でどうぞ。