45日目でiPod死亡

ThinkPad を巻き添えにして完全に息の根が止まり、「呪いの白い小箱」と 化した iPod は宅配業者の手によって引き取られ、修理に送られていった。IBM のピックアップを頼んだ時は、ノート PC 専用の回収 box に詰められて「凄いな?」と関心したが、iPodは廃棄スポンジにしか見えない緩衝材に挟まれ、拾った空き箱にしか見えない小振りの段ボールに詰められ、 送られていった。不安だ。

ちなみに、宅配便のドライバーは、伝票の品名を書き込むところで凍り付いて
「すいません、、これはいったい、何なんでしょうかね??」

と質問していた。うん、、何なんだろうね、この小箱は、、。


今は、iPod のトラブルシュートの過程で、ボロボロに崩壊し、再インストールの憂き目にあった ThinkPad(いつも羊ページを書いているマシン) と格闘中。そもそも Windows 版 iTunes が出て、新しいファームウェアも出て、そろそろメインテナンスするかと思ったのが運の尽き。iPod ったら、なんだか接続認識しないし、アンマウントできないし、マニュアル通りに強制的に切ったら二度と上がらないし。感想としては、「なんちゅう、恐ろし い製品だ、いや、もはやこれは製品なのか?」

それでも、昔 Apple ユーザであった経験を生かして(ロジカルなワークアラウンドよりも、常に、信仰に裏打ちされたキーコンビネーションがポイント)復旧を計ったのだが、様々 なツールのインストールと、iPod の強制マウント・アンマウントの繰り返しにより、iPodの復旧というよりもむしろ「Windows XP が壊れました。」

つらい、、。


ちなみに、iPod が使えないと存在意義が半減するという噂の iTunes for Windows は、とてもできが良い。でも、ライブラリ機能の使い勝手と、ビジュアライゼーション(音に合わせて絵が変わるやつね)のセンスの良さは、今、 Windows 上で使えるメディアプレーヤーの中で最高のレベルにある。P4 で動くと、安いし、速いし、とてもいい。


注1:iTunes はまだ英語版しかないから、保証外だろ、という指摘もあるでしょうが、トラブったのは iTunes にたどり着く前のところです。まだ、ファームアップデートもなんにもしてないのに、、。
注2:iPod(dock版)は思ったより音が良いのと、充電もあまり面倒ではないので、気に入ってはいるのです。

杉田かおる

過ぎたるは及ばざるがごとし。

杉田かおるは及ばざるがごとし。

注:管理者が今最も注目している「女優」杉田かおるの偉大さについて、語るべき事は多い。その華麗なる恋愛遍歴の中には「漁師」というものまである。杉田先生は「私は漁師を釣った」と豪語されていた。

大阪のホルモン屋

Photo: 大阪のホルモン屋 2003. Osaka, Japan, Sony Cyber-shot U10, 5mm(33mm)/F2.8, JPEG.

Photo: "大阪のホルモン屋" 2003. Osaka, Japan, Sony Cyber-shot U10, 5mm(33mm)/F2.8, JPEG.

「さぁっ、次なにしよう。ミノか、よっしゃっ、じゃあミノ行こう。」

きっぷがいい、という言い方がぴったりのホルモン屋のおやじは、もう 30年以上、ここで商売をしている。

そんなおやじの店に行くようになって、3年ぐらいになるだろうか。

場所的には鶴橋あたりなのだが、ちょっと思いつかない場所にあって、僕たちがその店を最初に見つけたのは、まさに偶然。2軒ばかり外した店に入ってしまい、それでも納得がいかなくて、ふらふらとさまよっている時に見つけた。ホルモンの暖簾、昔ながらのカウンター、関西独特の焼き台。凄く美味いか、全然ダメか、もうどっちかしか無いという感じ。思い切って、暖簾をくぐった。


以来、大阪に行くたびに、できるだけ寄るようにしている。ある時は、同席のおばちゃんに人生を占われ、ある時は、カウンターの隅で喰っていたおっさ んに神戸あたりでのキセルのやりかたを(別に教えてくれと頼んでいないんだが)教わったりした。食べ物だけじゃない、本当に、ディープな大阪の空気がある場所。

カウンターには、ブリキの「味の素缶」みたいなものとか、怪しい胡椒容器とかがあって、オヤジはそれをちょいちょいとタレに溶かして、出してくれ る。いったい何が入っているのかちっとも分からないけど、ここでしか食べられない味がする。僕はホルモンをそれほど好むわけではないのだが、ここの店のは 別だ。ホルモンが新鮮なのは言うまでもなく、かなりちゃんと掃除(下ごしらえ)をしているんではないか。僕が、この店の様子を話して聞かせた板さんはそん なことを言っていた。


今日、テレビ(なぜかトリニトロン)は甲子園の阪神戦を映していて、カウンターには僕たちだけ。ミノをつついていると、阪神が逆転サヨナラを決めた。僕は、野球には全く興味はないのだけれど、大阪で、ホルモンを喰いながら、阪神の逆転勝利を見る、というベタベタの状況に思わず声をあげた。
「おー、すげーーっ」

カウンターを出て、テレビを凝視していたオヤジもご機嫌だ。今年の阪神は強い。さて、そろそろ次のメニューを頼むかな?


注1:一般的にはテレビのついているような店は、ダメということなんだろうが、それはあくまでもつまらん一般論ではある。テレビがついていてもこの店は美 味しい。あと、ジャズが流れている居酒屋はよくないというのもあるみたいだが、ジャズが流れていても、凄い良い店はある。(チェーンじゃないよ)
注2:それでも大阪は好きではない