生涯趣味にしないと思っていたものベスト3

Photo: solar eclipse 2009. Tokyo, Ricoh GR DIGITAL, GR LENS F2.4/28.

Photo: "solar eclipse" 2009. Tokyo, Ricoh GR DIGITAL, GR LENS F2.4/28.

また、ちょっと前の話。

気圧は低いは、日食は近いわで、なんとなく気分もすぐれない。

橋を渡り、リーバーサイドウォークを見ると、沢山の人が空を眺めている。空は薄暗く、濃い雲が強い風に吹かれてモクモク動いている。

携帯のメールに、「やっぱり雲で見られなそう」と書いていると、隣に立っていたオジサンが「見えた!」と息を飲んだ。


風の強い日で、上空の雲は凄い速さで動いていた。突然、雲がちぎれ、既にまん丸ではなくなった太陽が現れる。月、ではない、光が強い。眺めているうちにも、その形が、みるみる変わっている。

調整室の中継用モニター画面で見るのとは違う、肉眼で見る初めての日食。絶対に変わらないと認識している太陽の形が、ぐんぐん変わっていく驚異。それは、予想外に凄かった。

生涯趣味にしないと思っていたものベスト3、1.鉄道 2.天文 3.写真のうち、写真は趣味になってしまったが、天文に惹かれる人の気持ちも、これを観てしまうと少しは分かったような気がする。

鉄道は、、分かりません。

MT4アップデート

iPhoneを買ったので、例によって物欲レビューを書こうと思ったのだが、Movable Typeの管理画面がスクリプトエラーで落ちてしまう。
「何も変えてないんです」
「皆さん、そう仰います」
というようなやり取りを、レンタルサーバ屋とする気にもならないので、暫く様子を見て、まるまる新しいバージョンに入れ替えた。普通に動作するようで一安心。でも、今日は動くところまでで、記事まで書く気力は、、残ってないな。

冷えた唐揚げ

Photo: red leaves 2009. Saitama, Japan, Sony α900, Carl Zeiss Planar T* 85mm/F1.4(ZA), cRAW

Photo: “red leaves” 2009. Saitama, Japan, Sony α900, Carl Zeiss Planar T* 85mm/F1.4(ZA), cRAW

寒い。

歩みをとめると、とたんに気温の下降を感じる。

頂上にたどり着く頃にはすっかり汗をかいてしまっていて、とてもまずい。山頂が思ったより遠く、想定したのと異なるコースをとったようで、家族向けのハイキングコースのつもりが、枯れた沢を遡上する旅、になってしまった。まあ、いつもの事だが。


僕がよく見ている、Man vs. Wild では水浸しになったベア・グリルスが、(氷河のど真ん中で)全裸になって焚き火を起こしたりしているが、それに習って着替える。(全裸にはならないが)乾いた服に着替えると、気分はとても良くなった。

麓のけっこう大きなスーパーで買ってきた唐揚げは、すっかり冷え冷えとして、シナシナになっている。あと、餃子を買ったのはかなり失敗だった。我々の他に誰も居ない、静まりかえった山頂で、モソモソと昼メシを食べる。でも、やっぱり登ったあとに食べるものは、それなりに美味しいのだ。(でも、実は量はあんまり食べられない気がする)


じっと座っていると寒いので、紅葉を撮ったり、twitter で呟いたりしながら食事を流し込む。カラカラに乾ききった冷たい空気に触れて、楓が真っ赤に縮こまっている。誰も居ない山の奥で、秋がしっかりと木々を覆っている。

さて、雨が降る前に下るか。