白樺

Photo: 1999. Nozawa hot springs, CONTAX T2 Carl Zeiss T* Sonnar 2.8/38

Photo: 1999. Nozawa hot springs, CONTAX T2 Carl Zeiss T* Sonnar 2.8/38

野沢温泉スキー場。水無ゲレンデ周辺。

水無ゲレンデは、野沢温泉スキー場の中でも、特に木々の美しいゲレンデだ。コースそのものは、両側を木立に囲まれた緩やかなすり鉢状で、滑落の危険 がほぼ無い。そのため、滑っていてもなんとなく安心感があり、斜度の割には初心者にもお勧めだ。コース直下にはゲレ食もあり、便利。

このコースがお勧めのもう一つの理由は、リフトからの景色が良いこと。コースを少し離れた谷間に架かるリフトからは、静かな白樺の林だけが見える。春になれば、ここは小川が流れる沢に変わるのだろう。

水無ゲレンデ

Photo: 1999. Nozawa hot springs, CONTAX T2 Carl Zeiss T* Sonnar 2.8/38

Photo: 1999. Nozawa hot springs, CONTAX T2 Carl Zeiss T* Sonnar 2.8/38

野沢温泉スキー場。水無ゲレンデ周辺。

自分の限界ギリギリの速度で、わき目も振らずに滑るのは楽しい。しかし、木立の間をのんびり滑るもの、スキーの楽しみ方としてはとても良い。いつもゲレンデの中ではつまらない。

水無ゲレンデの上部は、木立の間を正規のコースとして滑走可能。白樺の間を、滑りぬける。調子に乗ると、怖い目にあう。当たってみると、木は固い。

場所によっては、綺麗な白い木肌の白樺を見つけるのは、けっこう難しい。この木は、水無ゲレンデの中でも特に綺麗な一つ。

ブルー

Photo: 1999. Shiga highlands, CONTAX T2 Carl Zeiss T* Sonnar 2.8/38

Photo: 1999. Shiga highlands, CONTAX T2 Carl Zeiss T* Sonnar 2.8/38

絶妙のタイミングで山の向こうから日が射し、雪面にブルーのシルエットをくっきりと描いた。写真は、光を捉える芸術。そんな言葉に納得する瞬間。

それにしても、雪景色を撮るというのは難しい。光があらゆるところから反射し、どう露出をとればいいのかまるで分からない。どんな風に写るか予想できないので、出たとこ勝負の写真になってしまう。カメラに内蔵されたハイテクも、あまり役にはたたない。

それから、僕が使っているT2には、フードをつけたりすることが出来ないので、どうしてもレンズに余計な反射光が集まってしまうようだ。かといって、一眼レフをもってスキーを滑るのは、嫌だが。