羊2019年2月3日思いつき美マヤーPhoto: “Beautiful Mayaa (Okinawa cat).” 2019. Okinawa, Japan, Fujifilm X-Pro2, Fujifilm M Mount Adaptor + Carl Zeiss Biogon T*2,8/28 ZM, PROVIA filterとても綺麗な猫が居た。美マヤー。(マヤー = 猫)猫だまりの猫たちは、まだ僕を警戒して遠くに取り巻いているが、彼女(多分)だけは、悠然と毛繕いをしている。そして、時折鋭い野良の目で僕を見る。暮れていく空は、めまぐるしく色を変え、遠巻きにしていた他の猫たちも、だんだん近づいてくる。自分の日常から遠く離れた島で、この生きものたちと一緒にいるこの時間。夏と違って、ずいぶん冷たい風が吹き付けるこの場所には、生まれたばかりの子猫を連れた母親の姿もある。早く春になって、楽に過ごせるようになったらいいね。 関連しそうな投稿(機械判定):「沖縄では、飲んだ後ステーキでシメる」は幻から始まった「沖縄の人は、やっぱり飲んだ後ステーキで締めるんですか?」...スクーターの上のアジアバイクの上で寛ぐ文化って、東南アジアのものだと思っている。タイなんかだと、器用に体を寄り添わせて、バイクの上で寝ているのも見かける。...牛で〆る沖縄の夜沖縄の人はステーキで夜を〆る。確かに、深夜のステーキハウスは繁盛している。でも、ちょっとそういうのは厳しいかな。例えばジャッキーステーキハウスには、粉っぽいスープも含めて独特の美味しさがあるけれど、夜中にギラギラした照明...
羊2018年7月1日四万十川・香川やっぱりね、田舎だよPhoto: “Observer in the summer.” 2018. Kochi, Japan, Fujifilm X-Pro2, Fujifilm M Mount Adaptor + Carl Zeiss Biogon T*2,8/28 ZM, ACROS+Ye filter「やっぱりね、田舎だよ」友人は、諦めたように、そして断定的に、言った。 高松の空港から 20分も南に走ると、もうそこは温泉街になってしまう。日曜日の店のやって無さ加減、恐ろしく広いコンビニの駐車場、沿道の見知らぬ名前の地方銀行。空港に行く前に、最後に訪れる場所として友人が選んだのは、自宅から車で 30分ほどの温泉街の日帰り湯だった。こっちに向かって飛んでくるアブと戦いながら、露天風呂に浸かっていると、未だ新緑の楓の葉を、風が渡る。良い気分、でもここに住めるか?と聞かれたら無理だなと思う。小学生の頃、東北のある県の小さな町で 3年間を過ごした僕にとって、田舎暮らしの苦痛、「世間」から置いていかれてる感は、思い出すのに時間はかかったが、理解できる話だった。あふれる自然、自らの意志で選んだならいいだろう。だが、そこに住まざるおえなくなった人間にとっては、不便の象徴でしかなかった。小学生の僕は「田舎」を憎んだし、将来田舎に住みたいとは今でも思えない。その土地で生まれ、育ったなら、愛着なり、沢山の知り合いなり、そういうものがあるだろう。だが、よそから来た僕たちにとって、そこは故郷では無い。そして、はなからそこに根を張る気のない人間というのは、地元の人間にもきっと分かってしまう。それでも、今はコンビニというものがあって、日本全国どこでも同じようなものを売っている。同じキャンペーンが行われ、同じ雑誌が並ぶ。赴任した当初、コンビニに行くとほっとした。そう言った友人のコメントには、なんだか妙な説得力があった。早く戻ってこられると良いね。 関連しそうな投稿(機械判定):自己陶酔自己陶酔って、やっぱり能力で、それは成し遂げたり、這い上がったりするのには必要なものなのだろう。...スクーターの上のアジアバイクの上で寛ぐ文化って、東南アジアのものだと思っている。タイなんかだと、器用に体を寄り添わせて、バイクの上で寝ているのも見かける。...牛で〆る沖縄の夜沖縄の人はステーキで夜を〆る。確かに、深夜のステーキハウスは繁盛している。でも、ちょっとそういうのは厳しいかな。例えばジャッキーステーキハウスには、粉っぽいスープも含めて独特の美味しさがあるけれど、夜中にギラギラした照明...
羊2018年3月1日思いつきロシア人にとって、一杯は少ないPhoto: “Square of the Fighters for Soviet Power in the Far East. / Площадь Борцам за власть Советов на Дальнем Востоке.” 2017. Vladivostok, Russia, Fujifilm X-Pro2, Fujifilm M Mount Adaptor + Carl Zeiss Biogon T*2,8/28 ZM, ACROS+Ye filter「ロシア人にとって、一杯は少ない 二杯は多い。だから、三杯だ。」Discovery channel でやっていた番組で、ロシアのウォッカメーカーの研究員が言っていた。 わけが分からない。そうして、ドロドロになるまで凍らせたウォッカで乾杯。三杯どころではない、四杯も五杯も飲み続けるのだ。 わけが分からない。その答えは、ロシアに行けば分かるだろうか。結論としては、分からなかった。だって、誰もウォッカなんて飲んでないのだ。地元ではちょっと有名らしいホテルの、この広いレストランで、そんなものを飲んでいるのは僕だけだった。もっと、ロシアな居酒屋を目指すべきだったのか。あるいは、凍える厳冬期に来るべきだったのか。答えは、持ち越しだ。一杯は少ないかというえば、まあ、それで十分な感じだった。 関連しそうな投稿(機械判定):生ロシア軍生ロシア軍って、多分初めて見た。そして、一旦見てしまうと、ウラジオストク中に軍があるので、見慣れる。...ウラジオストク駅でプラモデルを買うウラジオストクの街を歩いていると、結局最後は駅にたどり着く。ヨーロッパの古い街だから、そういう作りになっているのか。...ウラジオストクの野良夕方、シベリア鉄道の出発時刻が近づいてくると、巨大な荷物を背負ったバックパッカー達が駅に集まってくる。...