旅&食の記事一覧(全 233件)

バックパックを開 けると、見覚えのない「藁納豆」が 3つ入っていた

Photo: 藁納豆 2002. Tokyo, Japan, Canon Power Shot G1 2.0-2.5/7-21(34-102), JPEG.
Photo: "藁納豆" 2002. Tokyo, Japan, Canon Power Shot G1 2.0-2.5/7-21(34-102), JPEG.

ミーティングから戻ってきて、何気なく自分のバックパックを開けると、見覚えのない「藁納豆」が 3つ入っていた。

なんという嫌がらせ。


以前、「烏賊徳利(いかとっくり)」を入れられた時は、仕方なく持って帰った。お陰で、部屋中が海産物臭くなった。

今回、泣く泣く持ち帰るのも悔しいので、ひとまず手近の冷蔵庫に保管。翌日ご飯をたいてもらって、納豆飯の会を開催することにした。

藁納豆を外側から嗅いでみたところ、かなり本格的な臭いがしたので、屋内での作業は危険と判断し、一路公園へ。羊ページ管理者は、こういうことを一人でやるのが、性格的にできないので、道ずれの他 2名とともに現地へ。


ご飯をよそって、納豆をよくまぜる。もちろん、漬物も買ってあるから、それを適宜盛り付ける。僕のバックパックに藁納豆を詰めたと思われる犯人(烏賊徳利を詰めた前科がある)には、タッパウェアに詰めた「納豆弁当」に調製して別途お送りした。遠くから、不審そうに眺める昼休みのサラリーマン数人。

結論から言えば、藁納豆は意外とウマイ。というか、戸外で本格的な仕込みの藁納豆ご飯というのは、凄くウマイ。コンビニの漬物さえ、こうして食べると清々しい。嫌がらせのお土産(オイヤゲ)であったのだろうが、普通に美味しくいただいた。(足りないぐらい)

ご馳走様でした。ぜひまた、買ってきてください。

崎陽軒のシウマイ

Photo: シウマイと大阪城ホール 2002. Tokyo, Japan, Canon Power Shot G1 2.0-2.5/7-21(34-102), JPEG.
Photo: "シウマイと大阪城ホール" 2002. Tokyo, Japan, Canon Power Shot G1 2.0-2.5/7-21(34-102), JPEG.

「崎陽軒のシウマイ」は、ウマイ。間違いなくウマイ。

新幹線に乗るとき、旅のお供はいつだって「崎陽軒のシウマイ」だ。6個入りのポケットシウマイを酒のつまみに買うもよし、昼飯にシウマイ弁当を楽しむもよし、お買い得な 20個入りを買うもよし。しかし、漢(おとこ)なら 30個入りを購入すべきだ。多いが。


「崎陽軒のシウマイ」は、普通のシウマイとちょっと違う。具がぎっしりしていて、ホタテの味がする。シウマイの味ではなくて、「崎陽軒のシウマイ」の味なのだ。

そうそう、「崎陽軒のシウマイ」は一日たってから食べるのも良い。冷たいまま食べてもいいが、フライパンで焼いたりすると、なお良い。焼くと、不思議に海老シウマイみたいな味がする。

昔、「崎陽軒のシウマイ」は横浜に行った大人が買ってきてくれるお土産だった。今は、自分で買う誰かのためのお土産になった。


出張先の大阪城公園前。

仕事先のホテルニューオータニ、で昼飯を食べると高いので、川淵でお土産にもってきた「崎陽軒のシウマイ」を食す。今朝は、危うくホテルの冷蔵庫に シウマイを置き忘れてくるところだった。チェックアウトしてから思い出して、「お土産忘れちゃったんですけど、、」と、鍵を出してもらって部屋までとりに 帰った。お陰で現地のスタッフと一緒に、アウトドアシウマイだ。大阪人にも「崎陽軒のシウマイ」は好評である。
「崎陽軒のシウマイ」は、ウマイ。


注1: シウマイ弁当は、地味ながら実は非常に美味。特に、さめても美味しいようにつくられている(当たり前なのだが、最近の弁当はそういうところが意外としっか りしていない)点に好感が持てる。5粒のシウマイが同梱されるが、シウマイ好きは念のために、ポケットシウマイも買っておくと幸せ度が高いと思われる。
注2: シウマイをホテルの冷蔵庫に隠匿した場合、かなり匂いがこもることが予測される。くれぐれも、ジップロックなどで密閉してから入れるようにしていただきたい。

アイリッシュの五月蠅いマスター

Photo: 2002. Tokyo, Japan, Canon Power Shot G1 2.0-2.5/7-21(34-102), JPEG.
Photo: "麻布の旗" 2002. Tokyo, Japan, Canon Power Shot G1 2.0-2.5/7-21(34-102), JPEG.

アイリッシュの店を紹介してもらった。

値段が安い。遅くまでやっているし、歌舞伎町の入り口すぐのところにあるから、行きやすい。料理は、値段の割りに美味しい。トマトのフライなんて、少し気が利いてる。ギネスの泡も、許容範囲。

たった一つ、問題は、マスターがうるさいこと。賑やかで楽しい、というのではなくて、ただ声が大きくて押し付けがましい。話しが長い。説教くさいバーテンダーほど、嫌なものはない。


カウンターでぼんやりと飲んでいると、かのマスターが話しかけてきた。なにやら、一人で酒を飲む事の利点について、語っている。
「一人で飲んでるときはボーッとするのがいいんですよ!」

そうね。だから、ほっといてくれ。

「あとね、小説とかもいいんですよっ!何も考えなくていい、馬鹿みたいな本を読むんです。村上春樹とか。」

僕はその時、村上春樹の「1973年のピンボール」を持っていたのであって、よほど、「これのこと?」と鞄から取り出そうかと思った。が、このアホ になにを言っても仕方のないことだと思い直して、気の無い返事をしておいた。時間が早ければ、いつもの店で飲みなおしたいぐらいだ、、。


この店、皆で飲むには安いし美味いし、なかなかよいが、一人で行く事は慎むべきだろう。まあ、はまってこそ、良い店の有り難味も分かるのだけれど。


注:この写真は、いつものお店の方。