旅&食の記事一覧(全 233件)

一週間焼肉ダイエット

Photo: 上カルビ、あるいは上脂 2003. Tokyo, Japan, Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.
Photo: "上カルビ、あるいは上脂" 2003. Tokyo, Japan, Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.

一週間焼肉というのをやってみた。サイドオーダーは許されるが、バランス的には、肉をおかずに、飯を食べるような感じだ。

レバー嫌いにレバーを食べさせてみたり、焼き肉というより生肉という勢いで食べてみたり、いろいろバリエーションを楽しむ。ただし、寝ても覚めてもメニューは焼き肉。


初日は嬉しい。二日目はちょっとうんざりで、三日目は凄くイヤ。四日目以降は、諦めの境地に達する。
「また肉か、、しょうがねぇなぁ、、」みたいな。あるいは、「よし、そろそろ夜肉いくかぁ、、」みたいな。

さぞかし健康に悪いかとおもいきや、べつに、体調を崩したりはしない。しかも、意外なことに、肉だけ食べているぶんには太らない。よく、何か単一も のをひたすら食べるダイエット方法があるが(すりおろしリンゴダイエット、某フルーツジュール使用 24時間ダイエット等々)、肉ダイエットでも痩せることはできる。シナボン・ダイエットだって多分、不可能ではないはずだ。


日ごろ焼き肉については、割と鍛えている我々も、一週間の最後の方はちょっと肉をなすり合う感じ。

なにこの霜降りの肉。カルビなの?うげー、霜降りか。お前喰えよ。まて、俺の皿に入れるな。、、じゃあ半分にするか。良く焼こうよ、脂落ちるし。


注1:合わせてどんぶり飯とかを大食いしたらどうなるかは保証の限りではない。
注2:いや、たぶんこの肉は普通に食ったら旨いのだと思うが。(実はこの肉は、見た目より、かなり安い、、)

焼き魚定食

Photo: 卵納豆もつけてみました 2003. Tokyo, Japan, Sony Cyber-shot U10, 5mm(33mm)/F2.8
Photo: "卵納豆もつけてみました" 2003. Tokyo, Japan, Sony Cyber-shot U10, 5mm(33mm)/F2.8

東京、某所。表にランチメニューなんて貼ってない。一見には敷居が高い、というか、無理。

暖簾が下がっているわけだが、最近の良くある飾りみたいな高い位置にあるやつじゃなくて、ちゃんと潜らないと入れない。だから、入(はい)り口のあたりの布が、ちょっと寄っている。それがまた、難易度が高い。

それでも、魚を焼く芳ばしい香りに惹かれて引き戸を開けると、店の中は、かなーり昭和。で、凄い混んでる。戦場。客筋は食通っていうのではなくて、昔からこの店で喰ってる、みたいな人が多い。

数名のおばちゃんと、焼き方の板前(老練)が、謎のロジックで大入りのお客さんをさばいている。飯は軽めが良いとか、納豆から卵を抜いてくれとか、 早く焼けるやつをくれとか、そんな混沌とした注文をさばいている。厨房の脇の席で、恐ろしく熱いほうじ茶を飲みながら様子をうかがってみるが、どうやった らこれで注文を間違えないのか、さっぱり分からない。


メニューは定食だ。魚の焼き物が数種類。壁に貼った定食の短冊は、もはや変色している、何年も同じだ。日替わり、みたいな軟弱なものはない。ここには鯖味噌も、生姜焼きもない。焼き魚か刺身を食う店なのだ。

皿からこぼれる大きさの照り焼き。ちゃんとした焼き魚。熱々の味噌汁には、でかい木綿の豆腐と、若布。黙々と手で盛りつけられていく、刻んだ糠漬け (凄い旨い)、手加減の無い盛りの飯。ちょっと前は、昭和な塩分濃度だったけど、最近薄味になってきた気がする。時代の流れか、でもさすがにこれは歓迎す べき事だと思う。


表の塀では、三毛が刺身の切れっ端を夢中で食べている。奥の小上がりでは、僕が鰤照りを大喜びで食べている。

きのこシウマイ by崎陽軒

Photo: きのこシウマイ 崎陽軒作 2003. on the table, Japan, Sony Cyber-shot U10, 5mm(33mm)/F2.8, JPEG.
Photo: "きのこシウマイ 崎陽軒作" 2003. on the table, Japan, Sony Cyber-shot U10, 5mm(33mm)/F2.8, JPEG.

選挙も行ったし、秋冬のスーツも買ったし、何かコジャレおかずでも買おうかとデパ地下へ。ワインセラーのコーナーから、高っかそーなワインを手にして、ロマンスグレーなご婦人が出てくる。ハモンセラーノを量り売りで買いそうな感じ。デフレだ、デパ地下戦争とか言っているけど、美味しくて高いものを、きちんと高く売っているゾーンというのも確かにあるわけで。

瓶詰めのロブスターのビスクスープみたいなやつ、美味そうだけど多分飯に合わない、つーか高い。漬け物マニアとしては、心が動く京都の漬け物ゾーンをスルーして、和食の総菜屋の西京焼きにちょっと心が動く。揚げ物系はちょっといただけないし、予約の取れないレストランのポテトサラダ?ポテトサラダと飯はうまいけどなぁ。

その時、目に入ったのはいつもの崎陽軒。なんでこんなところに崎陽軒が。なんでまたシウマイ買わないといけないんだ。しかし、体が勝手に、、特選シウマイあります?何?あいにく売り切れ?
「きのこシウマイならございますが」

なんだそれ。「いか」の次は「きのこ」か。


ひとまず、買ってみました。シウマイというのは、全然コジャレおかずじゃないが。

早速食べてみましょう。今回も独特なテイストのパッケージを開けると、大ぶりのシウマイが6粒。普通のシウマイと同じように、芥子醤油でいただきます。冷たいままなのに、ちゃんと柔らかい食感は、さすが崎陽軒。かのいかシウマイ程のインパクトはなくて、なんとなくしみじみした味。秋だなぁと。肉々感も控えめで、後味は「きのこ」の優しい香りが立つ。いかシウマイと同じで、おかずというより、前菜・点心という感じ。ほんのり椎茸が入っているので、椎茸が敵の人はやめた方がいい。

あと、一人で一箱食べると、飽きると思いますね。(シウマイマニアとはいえ)俺はちょっと飽きた。


注:11月 30日までの限定販売です。