南紀白浜の上空まで、飛行機は戻ってきた。
多分、何度も書いている事だけれど、大富豪になりたいとは思わないが、ビジネスクラスで旅ができるような人生は良いと思う。
選択の自由、それは足元の広さ。
もちろん、望みは尽きないのだろう。もっと、良い目が見たくなるのだろう。でも、有る程度が足りているとすれば、これぐらいか。
デリーのあの喧騒や、メルセデスの窓を叩く物乞いの声。それは世界の縮図で、僕はずいぶんと甘い場所にいるのだとは思う。だから、どうしろと?
写真と紀行文
南紀白浜の上空まで、飛行機は戻ってきた。
多分、何度も書いている事だけれど、大富豪になりたいとは思わないが、ビジネスクラスで旅ができるような人生は良いと思う。
選択の自由、それは足元の広さ。
もちろん、望みは尽きないのだろう。もっと、良い目が見たくなるのだろう。でも、有る程度が足りているとすれば、これぐらいか。
デリーのあの喧騒や、メルセデスの窓を叩く物乞いの声。それは世界の縮図で、僕はずいぶんと甘い場所にいるのだとは思う。だから、どうしろと?
レディースデイなる、ジェンダーの偏ったフェアに日々納得のいかないメンズの一員としては、それに対抗するフェアをしてくれる店も数少ないながら増えている事に、心強さを感じている。
前にドイツ系のパン屋で見かけたメンズデーは、恐ろしく食べ応えがありそうな全粒粉パンが割引されていて、いかにもドイツ的合理性に溢れていて良かった。
しかし、おっさんデイというのは、開き直りすぎでは無いのか。テキーラ 500円は魅力だが、正直、行きたくは無い。
「ドアモードをアームドにしてください」
って何だ。
気にした事は無かったが、気になり出すと気になる。
あれはドアが開いた際に、脱出用シューターが自動展開されるモードに変更してるんだと最近知った。確かに、これから離陸しようという時に「脱出用シューターを自動展開モードにして下さい」とは言いづらいか。
それから、たまに座席の足許にある邪魔な「箱」あれは何だ。
飛行機大好きな友人に聞いて分かったが、あれはエンターテイメントボックス(多分、正確にはin-filght entertainment box)と言うらしい。あれがないと、VOD の映画なんかが見られないのだと。それにしたって、あれが足許にある座席に当たると、なんとも損した気分。21世紀なのに、真ん中座席にされた上に足許に「箱」だと、なんで自分ばっかりこんな目に遭うのかと、僻んだ気分。
そういえば、この間、かの Boeing 787 に初めて乗ったときに、タッチパネルで機材を操作している CA を見て、突然、ああ 21世紀になったんだなと思った。凄く、突然にそう思った。