葉っぱ

Photo: 葉っぱ 2005. Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.

Photo: "葉っぱ" 2005. Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.

昼寝。

ぐー。


遠くから新緑の風。

赤貝2

Photo: 赤貝 Tokyo, 2005. Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.

Photo: "赤貝" Tokyo, 2005. Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.

ゆく冬を惜しんで赤貝。

いや、握りはいいです、もうお腹いっぱいだから。


午前 0時の赤貝はゴムみたいな味がした。

CONTAX i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5(39)

Photo: i4R

Photo: i4R

使ってみれば、コンパクトで画質も良く、デジカメっぽくないデザインがどこでも好評の名機。もう売ってないのが、惜しい。


京セラ CONTAX ブランド最後のデジタルカメラ CONTAX i4R

いらないよなぁ、、でも最後だからなぁ、、いらないよなぁ、、。と逡巡しながら、ヨドバシに向かう。既に、CONTAX ユーザーとおぼしきオヤジが展示コーナーの i4R に張り付いている。うーん、あなたもですか、、。皮肉なもので、終売の発表以来、売れ行きは良いようだ。

発売当時、その癖の強いデザインが気に入らなくて「誰が買うんだ誰が」と思っていたが、よくよく見てみると悪くない。むしろ、デジカメのデザインと して、ここまで思い切った商品は他になく、にわかに買う気になった。メルセデスが 4つ目になった時に感じた、嫌悪感に近い第一印象から慣れへの変化、それと似ている。


基本性能から。レンズは、Carl Zeiss Tessar T* F2.8/65mm。デジタルズームはあるものの、光学系が固定焦点なのは好感が持てる。特徴となっているレンズ&液晶バリア連動した電源スイッチの機構 は、思ったより使いやすい。デザインと機能を連携させるこの手のアイディアは好きだ。起動時間、撮影時の書きこみ速度なども満足のいくもの。AFは 9点のマルチ AF で、AE は評価測光まで出来る凝ったもの。特筆すべきはサイズで、大きく見える割に実は、Cyber-shot U40と比べて薄く、高さはほぼ同じ、幅がで 1cm 広いだけ、というコンパクトさ。これで、400万画素で、U40 と比べてもかなり見やすい液晶が付いている。Play モードは TVSD と同じでやたらにレスポンスが良い。バッテリーの持ちは良い。

良くないところ。クレードルが無いと USB 接続も、充電も出来ないのは不便。クレードルには D3 端子がお約束のようについているが、これって本当に必要だろうか。操作系では、レリーズに不満点が集中している。レリーズの位置が右に寄りすぎている。レ リーズボタンの左右に着いている突起は、ボタン位置を分かりやすくするためのものなのだろうが、これはボタン位置がきちんとしていればいらないのではない かと思う。押したときのクリック感も足りなくて、いつ撮れているのかよく分からない。


Photo: ピザ? 2005. Tokyo, Japan, Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.

Photo: "ピザ?" 2005. Tokyo, Japan, Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.

画について。TVSD に比べると冷たいというか、淡泊な色乗り。ノイズや擬色は押さえられていて、今日的なデジカメのレベルになっている。コンパクト機であることを顧慮しなく ても、満足のいく画質。ただ、撮れ方にはやはりくせがあって、 TVSD とはまた違うのだが、いろいろな意味で個性的な画が撮れる。室内でノーフラッシュで撮ることが多いのだが、暗さに強いのは TVSD 譲り。(あれほど明るくは撮れないが)ホワイトバランスは、TVSDよりいい。変な話なのだが、シャッター速度が稼げず、適当に暈けた時の感じが妙に良 い。書きこみ速度は、特に連写モードを使ったときはもの凄く速くて、U40 より速い。

デジカメも価格競争になって、ハイエンド市場はブランド寡占の状態になりつつある。個性があって、マイナーで、しかも、高価なデジカメというのはも う作れないのかもしれない。その意味でも貴重なモデルだと思う。

i4Rの作例が沢山あるので、こちらのタグから併せてご覧下さい。