ウラジオストクの街を歩いていると、結局最後は駅にたどり着く。ヨーロッパの古い街だから、そういう作りになっているのか。
駅はそのまま港にも繋がり、中にちょっとしたショッピングモールも有る。マトリョーシカ屋とか、カメラ屋とか、旅行代理店とか、まあそういうのはどうでも良いのだが、なんとプラモデル屋があった。しかも品揃えはスケールモデルを中心にして、相当に充実。東京にあっても十分通用するだろう。もちろん、世界のタミヤもあった。
ルーブル安のせいか、価格は安く感じる。なにか日本では手に入りづらいものを、と思って、原子力潜水艦にした。Modelist 1/700 ロシア タイフーン級原子力潜水艦が900円。ネットにもあんまり情報が見当たらず、メーカーの正体もいまいち不明だが、ebayで$20程で売られていたからきっとお買い得だったのだろう。もう1つ買えば良かった。
駅の入り口には警備員が常駐して、手荷物検査を受けて金属探知機を通る必要がある。なかなかの警備、と思ったが、実はそこらへんの道から歩道橋を経由して駅のプラットフォームに直接入ることができる。なんか、こういう”厳密な規則 + 緩さ”みたいなものが、いかにもロシアなのだとだんだん分かってきた。
駅の時計はよく分からない時間を指している。シベリア鉄道の時計は、全てモスクワ時間に合わせられている。そう、どこかで聞いた事が思い出された。